接ぎ木苗
■■■ 接ぎ木苗 ■■■
<接木苗について>
園芸店で苗を選ぶ時に「接ぎ木苗」と「自根苗」の2種類あるのを見かけると思います。
自根苗はごく普通に種を蒔いて育てた苗。
それに対して接ぎ木苗は少し特殊な作り方をした苗になります。
今回はこの接ぎ木苗について紹介したいと思います。

●接ぎ木苗のメリット、デメリット
接ぎ木苗は他の植物の苗に目的の野菜苗を繋ぎ合わせた物です。
写真はスイカの接ぎ木苗ですが、双葉が2組4枚出てるの判りますでしょうか?
下の大きい双葉が台木となるカボチャ部分、上が穂木のスイカ。
カボチャの子葉から上を切り、その上にスイカの苗を繋ぎ合わせてあります。
こうするとカボチャの根でスイカが育つことになり、これが接ぎ木苗3つのメリットに繋がります。
1つ目は違う野菜を使っているので連作障害を軽減できること。
2つ目は病気に強い台木を使うことで特に土壌病害のリスクを減らせること。
3つ目は台木の耐寒性や根張りの良さにより育ちが良くなること。
逆にデメリットとしては自根苗の3倍近くする値段でしょうか。
あとは接ぎ木は手間がかかるため苗の自作が難しくなるってことも。
台木の選択を間違えると悪影響が出る場合もあるようです。
要するにお金かけてもいいなら接ぎ木苗の方が簡単に育てられるってことですね。

●接ぎ木苗の注意点
接ぎ木苗を使う場合は注意点が2点あります。
1つは台芽。
2枚目の写真もスイカの接ぎ木苗ですが、これは台木のカボチャから新しい葉が出てきています。
これが台芽で、これはしっかり取り除かないといけません。
台木の方が強いため、台芽を残したままにしておくとそちらに養分が取られてしまいます。
もう1点は定植深さ。
台木の根だけでなく接いだ部分から穂木の根も出てきます。
あまり深く植えすぎると穂木の根が土に付いて育ってしまい、そうなると台木ではなく穂木の根で育つので接ぎ木の意味がありません。
接ぎ木苗を使う時は深植えしないように注意しましょう。

●あんどん囲い
接ぎ木苗を購入するのはほとんどが夏野菜苗。
そして夏野菜苗を植える時に活躍するのが「あんどん囲い」とか「あんどん仕立て」とか呼ばれる仕立て方。
ついでにこのあんどんについても解説しておきます。
あんどん仕立てと言っても蔓性植物を育てる円柱状の支柱のことではないですよ。
写真のようにビニールの袋で苗を守ってやるあんどんです。
4月から5月頃には畑でよく見かける姿です。
夏野菜苗にとって4月はまだ朝晩の寒さが厳しいので、こうすることで保温しつつ弱い苗を風からも守ってやります。
5月中旬ぐらいに暖かくなってから植え付けるなら不要なんですけどね。
またウリ科野菜苗については保温と防風以外に防虫の効果もあり。
ウリ科の宿敵ウリハムシは横に飛べても真下には上手く飛べないので、あんどんに入り込みにくく被害をかなり減らしてくれます。

あんどんの中の様子。
中身はスイカの苗です。
こんな感じに四隅に棒を立てて、上下を切った袋をかぶせるだけ。
育ち方を考えても、ウリ科はナス科野菜よりも大きめの袋を使ったほうがいいです。
このために肥料などの丈夫で大きい袋を残しておくのが一番いいけど、無ければゴミ袋とかでも構いません。
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自根苗はごく普通に種を蒔いて育てた苗。
それに対して接ぎ木苗は少し特殊な作り方をした苗になります。
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●接ぎ木苗のメリット、デメリット
接ぎ木苗は他の植物の苗に目的の野菜苗を繋ぎ合わせた物です。
写真はスイカの接ぎ木苗ですが、双葉が2組4枚出てるの判りますでしょうか?
下の大きい双葉が台木となるカボチャ部分、上が穂木のスイカ。
カボチャの子葉から上を切り、その上にスイカの苗を繋ぎ合わせてあります。
こうするとカボチャの根でスイカが育つことになり、これが接ぎ木苗3つのメリットに繋がります。
1つ目は違う野菜を使っているので連作障害を軽減できること。
2つ目は病気に強い台木を使うことで特に土壌病害のリスクを減らせること。
3つ目は台木の耐寒性や根張りの良さにより育ちが良くなること。
逆にデメリットとしては自根苗の3倍近くする値段でしょうか。
あとは接ぎ木は手間がかかるため苗の自作が難しくなるってことも。
台木の選択を間違えると悪影響が出る場合もあるようです。
要するにお金かけてもいいなら接ぎ木苗の方が簡単に育てられるってことですね。

●接ぎ木苗の注意点
接ぎ木苗を使う場合は注意点が2点あります。
1つは台芽。
2枚目の写真もスイカの接ぎ木苗ですが、これは台木のカボチャから新しい葉が出てきています。
これが台芽で、これはしっかり取り除かないといけません。
台木の方が強いため、台芽を残したままにしておくとそちらに養分が取られてしまいます。
もう1点は定植深さ。
台木の根だけでなく接いだ部分から穂木の根も出てきます。
あまり深く植えすぎると穂木の根が土に付いて育ってしまい、そうなると台木ではなく穂木の根で育つので接ぎ木の意味がありません。
接ぎ木苗を使う時は深植えしないように注意しましょう。

●あんどん囲い
接ぎ木苗を購入するのはほとんどが夏野菜苗。
そして夏野菜苗を植える時に活躍するのが「あんどん囲い」とか「あんどん仕立て」とか呼ばれる仕立て方。
ついでにこのあんどんについても解説しておきます。
あんどん仕立てと言っても蔓性植物を育てる円柱状の支柱のことではないですよ。
写真のようにビニールの袋で苗を守ってやるあんどんです。
4月から5月頃には畑でよく見かける姿です。
夏野菜苗にとって4月はまだ朝晩の寒さが厳しいので、こうすることで保温しつつ弱い苗を風からも守ってやります。
5月中旬ぐらいに暖かくなってから植え付けるなら不要なんですけどね。
またウリ科野菜苗については保温と防風以外に防虫の効果もあり。
ウリ科の宿敵ウリハムシは横に飛べても真下には上手く飛べないので、あんどんに入り込みにくく被害をかなり減らしてくれます。

あんどんの中の様子。
中身はスイカの苗です。
こんな感じに四隅に棒を立てて、上下を切った袋をかぶせるだけ。
育ち方を考えても、ウリ科はナス科野菜よりも大きめの袋を使ったほうがいいです。
このために肥料などの丈夫で大きい袋を残しておくのが一番いいけど、無ければゴミ袋とかでも構いません。
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