モグラ対策
■■■ モグラ対策 ■■■
<モグラの生態と駆除方法>

野菜作りをしているとカラス・猫・タヌキ・猿・ヌートリアなどなどいろんな害獣に悩まされる場面が出てきます。
そんな中でも被害を受けている人が比較的多いと思われるのがモグラ。
一度畑に入られると毎日被害が続き、直接姿が見えないため対策もなかなか大変な害獣です。
ねっこの畑でもモグラなんて居ないし~と甘く見てたら突然出没するようになり、野菜に多大な被害を受けました。
そして2週間の格闘の末モグラの退治に成功。
上の写真はその時に捕獲したモグラです。
このページではモグラと格闘した際に得た知識と対策方法をまとめておきたいと思います。
モグラは生態をよく知らないと駆除が難しい害獣です。
もしみなさんの畑にモグラが出没するようになったら参考にしてみてください。
●モグラの痕跡
みなさんご存じの通り、モグラは地中にトンネルを掘って生活しています。
たまに地上に出ることもありますが基本は常にトンネルの中。
そのため姿を直接見ることはあまりありません。
畑でモグラ被害に気付くのはトンネルの痕跡が見られるようになってからだと思います。

1つ目の痕跡がモグラ塚。
上の写真で赤く囲ってあるのは全てモグラ塚です。
トンネルを掘る時に排出した土でできていて、小さな山のように土が盛り上がっています。
最初居なかったのにモグラが出没するようになったら、このモグラ塚を探すと進入方向が判るかもしれません。

2つ目の痕跡がトンネル跡。
地中にトンネルを掘った時に土が盛り上がるため地表にひび割れが見られます。
捕獲する上ではこのトンネル跡がとても重要。
深いトンネルでは地表に変化が現れないため、全部のトンネルが判るわけではありません。
浅い部分を掘った時にのみ痕跡が判ります。
●モグラの被害
ではモグラが出没すると具体的にどんな被害が出るのでしょうか?
モグラは野菜は食べませんので直接野菜が減るような被害はありません。
しかし畑にとって大切なミミズを食べまくります。
そして野菜の根元を掘り進められると根菜類などに大きなダメージが出ます。
ニンジンや大根など根がデリケートな野菜の幼苗時に掘られると、枯れてしまい全滅の恐れも。
それ以外の野菜でも根が伸びるスペースに空洞ができるため、根が張れずに生育に悪影響が出ます。
せっかく整えた畝も崩されるし、風に飛ばされないよう裾を埋めた黒マルチをめくられる場合もあります。
排水路や田んぼなどでは水漏れの原因になるし、トンネル跡はネズミの住処にもなりそのネズミにより野菜が食べられる被害も。
穴に足を取られて怪我する可能性も否定できません。
行動範囲もかなり広く、これらの被害が毎日のように畑中に広がるのでたまったもんじゃありません。
●モグラの生態
捕獲するためには敵を知ることが重要。
モグラの生態について軽く調べてみましょう。
モグラは冬眠をしませんので基本的には一年中捕獲できることになります。
しかし冬場は地面が凍ると活動しなくなったり深く潜ったりするらしく、捕獲に適する季節は春~秋。
春には繁殖期を迎え4~5匹の子供を産むので、冬を迎える前に仕留めたいところです。
トンネルには2種類あり、1つは巣から餌場へと繋がる本道。
メインの通り道となるため何度も通るトンネルになります。
もう1つは支道。
餌を取るために掘り広げた道のため、その場限りで以降使われない場合もあります。
つまり支道に罠を仕掛けても意味がなく、対策をするなら本道を探し当てる必要があります。
↓はモグラの本道を掘り起こした所。

モグラの活動サイクルは8時間。
4時間餌を食べ続け、4時間睡眠を繰り返します。
1日の食事量は自重の半分に達するらしく、畑のミミズが食べ尽くされてしまうのも納得。
逆に半日餌を取れない状況が続くと死んでしまいます。
●モグラ駆除方法
個人向けのモグラ対策用品は主に3種類あります。
・振動でモグラを寄せ付けないようにする物。
・臭いでモグラを寄せ付けないようにする物。
・直接モグラを捕獲する物。
振動や臭いで最初から侵入させないのが一番ではありますが、効果範囲が狭く確実ではありません。
侵入されてしまったらやはり捕獲するのが一番。

モグラの捕獲には筒状の捕獲器を使うのが一般的です。
下の写真のように押すと開く返しの扉が付いていて、モグラが中に入り込むと出られなくなり捕獲できるって仕組み。
この捕獲器をトンネルに仕掛けてモグラが入り込むのを待ちます。
トンネルのどちら側から来るか判らないため、両向きに仕掛けられるよう2本で1組になっています。
長めの1本で両穴式の物もありますが、トンネルがまっすぐじゃないと設置できないので使いにくいかも。

生態のところで説明したように、捕獲器は何度も通る本道に仕掛けないと意味がありません。
ではどのようにして本道を特定するか?
本道は巣から繋がるメインの通り道のため、土が崩れてトンネルが塞がってもモグラは本道を掘り直して復旧させる習性があります。
だからトンネルの痕跡を見つけたら一度トンネルを踏みつぶしてその場所をメモしておきます。
翌日同じ場所にまたトンネル跡ができてればそこが本道。
2,3回繰り返して本道を確実に特定します。

本道を特定したら掘り起こして捕獲器を仕掛けます。
どちらから来てもいいようトンネルの左右両方に設置。
返し扉が重力で閉まるように向きを合わせてください。
残っているトンネル穴からできるだけまっすぐ繋がるように仕掛けます。
この時に注意しないといけないのが臭い。
モグラは振動の他に臭いにもとても敏感。
捕獲器を素手で触って人間の臭いが付くと中には入ってきません。
ゴムなどの付いていない軍手を土で汚して取り扱ってください。
捕獲器自体にも土をよく付けて、できれば一週間ぐらい土に埋めておいてから使う方がいいでしょう。
また捕獲器の中にミミズを入れておくのも効果的。
餌を見つけてモグラの警戒心が薄らぎます。
仕掛けが終わったら土を埋め戻してセット完了。
後はモグラが罠にかかるまで丸1日待ちます。

モグラは警戒心が強いので一発で成功とはなかなかいきません。
違和感を感じて仕掛けた本道を通らなくなる場合があります。
上の写真のように捕獲器のすぐ横に新たに道を掘って迂回する場合も。
これをやられるとほんと悔しい(ノ∀`)
2日待ってもモグラの被害が止まらないようなら仕掛けは失敗、他の本道へ罠を移しましょう。
捕獲できるまで根気強く繰り返します。
捕獲器を仕掛けてから2日経っても被害が止まってるようなら恐らく成功。
捕獲器を掘り起こして確認してみてください。
半日餌を取れないと死んでしまうので大抵死んでると思いますが、生きている時は要注意。
噛みついてくるので気をつけて取り出しましょう。
死ぬまでそのまま放置しておくのが一番安全ですけどね。
モグラは基本縄張り内に一匹ですが、餌の豊富な場所や繁殖期には複数いる場合もあります。
被害が無くなるまで引き続き罠を設置して撲滅を狙いましょう。
モグラが居なくなったらペットボトル風車や忌避剤で予防も忘れずに。
繁殖期に活動範囲を広げてくるので春は再侵入を気をつけたい季節です。
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<モグラの生態と駆除方法>

野菜作りをしているとカラス・猫・タヌキ・猿・ヌートリアなどなどいろんな害獣に悩まされる場面が出てきます。
そんな中でも被害を受けている人が比較的多いと思われるのがモグラ。
一度畑に入られると毎日被害が続き、直接姿が見えないため対策もなかなか大変な害獣です。
ねっこの畑でもモグラなんて居ないし~と甘く見てたら突然出没するようになり、野菜に多大な被害を受けました。
そして2週間の格闘の末モグラの退治に成功。
上の写真はその時に捕獲したモグラです。
このページではモグラと格闘した際に得た知識と対策方法をまとめておきたいと思います。
モグラは生態をよく知らないと駆除が難しい害獣です。
もしみなさんの畑にモグラが出没するようになったら参考にしてみてください。
●モグラの痕跡
みなさんご存じの通り、モグラは地中にトンネルを掘って生活しています。
たまに地上に出ることもありますが基本は常にトンネルの中。
そのため姿を直接見ることはあまりありません。
畑でモグラ被害に気付くのはトンネルの痕跡が見られるようになってからだと思います。

1つ目の痕跡がモグラ塚。
上の写真で赤く囲ってあるのは全てモグラ塚です。
トンネルを掘る時に排出した土でできていて、小さな山のように土が盛り上がっています。
最初居なかったのにモグラが出没するようになったら、このモグラ塚を探すと進入方向が判るかもしれません。

2つ目の痕跡がトンネル跡。
地中にトンネルを掘った時に土が盛り上がるため地表にひび割れが見られます。
捕獲する上ではこのトンネル跡がとても重要。
深いトンネルでは地表に変化が現れないため、全部のトンネルが判るわけではありません。
浅い部分を掘った時にのみ痕跡が判ります。
●モグラの被害
ではモグラが出没すると具体的にどんな被害が出るのでしょうか?
モグラは野菜は食べませんので直接野菜が減るような被害はありません。
しかし畑にとって大切なミミズを食べまくります。
そして野菜の根元を掘り進められると根菜類などに大きなダメージが出ます。
ニンジンや大根など根がデリケートな野菜の幼苗時に掘られると、枯れてしまい全滅の恐れも。
それ以外の野菜でも根が伸びるスペースに空洞ができるため、根が張れずに生育に悪影響が出ます。
せっかく整えた畝も崩されるし、風に飛ばされないよう裾を埋めた黒マルチをめくられる場合もあります。
排水路や田んぼなどでは水漏れの原因になるし、トンネル跡はネズミの住処にもなりそのネズミにより野菜が食べられる被害も。
穴に足を取られて怪我する可能性も否定できません。
行動範囲もかなり広く、これらの被害が毎日のように畑中に広がるのでたまったもんじゃありません。
●モグラの生態
捕獲するためには敵を知ることが重要。
モグラの生態について軽く調べてみましょう。
モグラは冬眠をしませんので基本的には一年中捕獲できることになります。
しかし冬場は地面が凍ると活動しなくなったり深く潜ったりするらしく、捕獲に適する季節は春~秋。
春には繁殖期を迎え4~5匹の子供を産むので、冬を迎える前に仕留めたいところです。
トンネルには2種類あり、1つは巣から餌場へと繋がる本道。
メインの通り道となるため何度も通るトンネルになります。
もう1つは支道。
餌を取るために掘り広げた道のため、その場限りで以降使われない場合もあります。
つまり支道に罠を仕掛けても意味がなく、対策をするなら本道を探し当てる必要があります。
↓はモグラの本道を掘り起こした所。

モグラの活動サイクルは8時間。
4時間餌を食べ続け、4時間睡眠を繰り返します。
1日の食事量は自重の半分に達するらしく、畑のミミズが食べ尽くされてしまうのも納得。
逆に半日餌を取れない状況が続くと死んでしまいます。
●モグラ駆除方法
個人向けのモグラ対策用品は主に3種類あります。
・振動でモグラを寄せ付けないようにする物。
・臭いでモグラを寄せ付けないようにする物。
・直接モグラを捕獲する物。
振動や臭いで最初から侵入させないのが一番ではありますが、効果範囲が狭く確実ではありません。
侵入されてしまったらやはり捕獲するのが一番。

モグラの捕獲には筒状の捕獲器を使うのが一般的です。
下の写真のように押すと開く返しの扉が付いていて、モグラが中に入り込むと出られなくなり捕獲できるって仕組み。
この捕獲器をトンネルに仕掛けてモグラが入り込むのを待ちます。
トンネルのどちら側から来るか判らないため、両向きに仕掛けられるよう2本で1組になっています。
長めの1本で両穴式の物もありますが、トンネルがまっすぐじゃないと設置できないので使いにくいかも。

生態のところで説明したように、捕獲器は何度も通る本道に仕掛けないと意味がありません。
ではどのようにして本道を特定するか?
本道は巣から繋がるメインの通り道のため、土が崩れてトンネルが塞がってもモグラは本道を掘り直して復旧させる習性があります。
だからトンネルの痕跡を見つけたら一度トンネルを踏みつぶしてその場所をメモしておきます。
翌日同じ場所にまたトンネル跡ができてればそこが本道。
2,3回繰り返して本道を確実に特定します。

本道を特定したら掘り起こして捕獲器を仕掛けます。
どちらから来てもいいようトンネルの左右両方に設置。
返し扉が重力で閉まるように向きを合わせてください。
残っているトンネル穴からできるだけまっすぐ繋がるように仕掛けます。
この時に注意しないといけないのが臭い。
モグラは振動の他に臭いにもとても敏感。
捕獲器を素手で触って人間の臭いが付くと中には入ってきません。
ゴムなどの付いていない軍手を土で汚して取り扱ってください。
捕獲器自体にも土をよく付けて、できれば一週間ぐらい土に埋めておいてから使う方がいいでしょう。
また捕獲器の中にミミズを入れておくのも効果的。
餌を見つけてモグラの警戒心が薄らぎます。
仕掛けが終わったら土を埋め戻してセット完了。
後はモグラが罠にかかるまで丸1日待ちます。

モグラは警戒心が強いので一発で成功とはなかなかいきません。
違和感を感じて仕掛けた本道を通らなくなる場合があります。
上の写真のように捕獲器のすぐ横に新たに道を掘って迂回する場合も。
これをやられるとほんと悔しい(ノ∀`)
2日待ってもモグラの被害が止まらないようなら仕掛けは失敗、他の本道へ罠を移しましょう。
捕獲できるまで根気強く繰り返します。
捕獲器を仕掛けてから2日経っても被害が止まってるようなら恐らく成功。
捕獲器を掘り起こして確認してみてください。
半日餌を取れないと死んでしまうので大抵死んでると思いますが、生きている時は要注意。
噛みついてくるので気をつけて取り出しましょう。
死ぬまでそのまま放置しておくのが一番安全ですけどね。
モグラは基本縄張り内に一匹ですが、餌の豊富な場所や繁殖期には複数いる場合もあります。
被害が無くなるまで引き続き罠を設置して撲滅を狙いましょう。
モグラが居なくなったらペットボトル風車や忌避剤で予防も忘れずに。
繁殖期に活動範囲を広げてくるので春は再侵入を気をつけたい季節です。
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