小松菜の育て方
■■■ 小松菜の育て方 ■■■
<野菜別栽培方法:小松菜>
※中部地方太平洋側(夏:暖地 冬:中間地)基準です。


<野菜科目> アブラナ科
<参考価格> 種たくさんの1袋で150円前後
<栽培適温> 15~25℃
アブラナ科一年草で日本原産。
ツケナ類の代表格野菜です。
ツケナとは非結球アブラナ科葉菜類の総称で、小松菜の他に野沢菜・からし菜・水菜・高菜など複数あり。
種が安く1袋で大量に作れる上、栽培も簡単で初心者にもお勧め。
栄養価も高く家計の強い味方です。
正月菜として売られているのも小松菜の一種。
餅菜とも呼ばれています。
こちらの地方では正月の雑煮にかかせない野菜。
雑煮向けなので普通の小松菜よりも寒さに強く冬栽培に特化したようです。
我が家では春~秋が小松菜、冬は正月菜と切り替えて栽培しています。

本来は連作可能な野菜です。
ただアブラナ科の連作は害虫被害が出やすいので可能なら1年空けた方がいいでしょう。
場所が無くどうしても連作する場合は病害虫対策を早めに。
前作で病気が出た場合は連作禁止です。
→ 野菜科目一覧へ

<適正pH> 5.5~6.5
2週間前に苦土石灰を普通に(目安:100~150g/m2)。
1週間前に元肥を普通に。
元肥のみで追肥を行わないので、堆肥を少し多めに入れておくといいかもしれません。
陽当たりと水はけの良い場所を選んでください。
栽培期間が短く1株あたりの必要スペースも少ないので、専用畝でなくても他の野菜用畝の空いたスペースや間作でも可。
プランターでも作れますよ。


<種蒔き時期> 春蒔き:3月中旬~5月中旬 秋蒔き:8月下旬~11月中旬
<株間> すじ蒔き(種を一列にぱらぱらと蒔いていく)
環境次第で1年中栽培可能な野菜ですが、夏は害虫被害が酷いため避けた方が無難。
春蒔きもとう立ちの危険があるため、秋蒔きが一番育てやすく初挑戦にもお勧めです。
味も秋蒔きして寒さに当てた方が美味しくなります。
株間は後から調整し、1cmに1粒ぐらいの間隔で適当にぱらぱらとすじ蒔きをします。
小松菜は発芽率が高いのであまり厚く蒔くとあとの間引き作業が大変。
発芽も早く3日もすれば芽が見えてきます。
耐寒性は強いが真冬の一番寒い時期だけはある程度対策した方がいいでしょう。

栽培期間が短いため元肥をしっかり入れてあれば追肥は必要ありません。
葉色が悪く養分が足りてないなと感じたら液肥を与える程度で。
発芽までは毎日水やりをし、以降は土の表面が乾いたら水やりします。
やや乾燥に弱く水分が不足すると品質が落ちるので乾燥しすぎには注意。
ただしできるだけ葉に水がかからないよう条間に水を撒きましょう。


・間引き
発芽して双葉が開いたら1回目の間引き。
厚蒔きになって混み合いすぎてる所を間引きます。
混み合ったまま間引かずに育てると徒長(必要以上に長くひょろひょろと育ってしまうこと)して弱くなります。
本葉がある程度育ったら2回目の間引きで株間を8~10cmぐらいにします。
除草も兼ねて条間を中耕し、苗が倒れないよう軽く土寄せすれば後は手間いらず。
間引いた小さな小松菜も食べられますよ。

・害虫対策
栽培が容易で手間いらずですが、害虫対策だけは必須。
害虫に狙われやすいアブラナ科なので、真冬を除いて常に害虫が付くと思ってください。
寒冷紗をかけて卵を産み付けられないようにするのが効果的。
春から秋の暖かい時期に被害が多発するので、その時期は早めに収穫して被害を減らしましょう。
時期によっては発芽直後から狙われます。
↓は発芽してすぐキスジノミハムシの攻撃を受け始めた小松菜。



<収穫時期> 種蒔き後30~60日ぐらい
上の写真サイズぐらいからもう収穫ok。
混み合った所の間引きも兼ねて収穫してください。
一番の食べ頃は草丈20~25cmぐらい。
夏で30日、春や秋で45日、冬で60日ちょっともすれば下の写真サイズまで育ちます。
あまり大きく育てすぎると葉が硬くなるので早めの収穫を。
一番美味しいのは秋から冬にかけてで、寒さにあてた方が美味しくなります。
餅菜を正月合わせで収穫したい時は、10月末に種蒔きすると雑煮の季節に合わせられます(品種や地方により差はあるので注意)。


・とう立ち
秋蒔きは問題無いですが春蒔きで問題となるのが「とう立ち」。
下の写真のように花芽が出てきてしまうことです。
とう立ちしてしまうと花に養分が取られ硬い茎も出来るので収穫には向かなくなります。
暖かくなって陽が延びてきたら、とう立ち前に早めの収穫を心掛けてください。
逆に花芽を育てて菜の花として収穫することも可能です。
おひたし、天ぷらなどで食用可。


<害虫>
アオムシ、ヨトウムシ、アブラムシ、キスジノミハムシ、ナノクロムシ、コナガなど。
アブラナ科を狙ってくる害虫達のターゲットです。
特に高温期ほど被害拡大。
葉を穴だらけにされるので注意してください。
葉に穴が開いても見た目が悪いだけで食べる分には問題ないですけどね。
→ 害虫図鑑へ
<病気>
白さび病、ベト病など。
家庭菜園では白さび病をよく見かけます。

・白さび病
アブラナ科の野菜群で見かける病気で、家庭菜園では小松菜に発症しやすいです。
葉の裏に白いカビが広がります。
過湿状態で発生しやすく、放置すると被害は全体に広がりカブや白菜にまで感染する恐れも。
大根だけに発生するタイプの白さび病もあります。
農薬を使わない対策では、間引きをし風通しを良くして過湿を防ぐしかありません。
水やりの際にはできるだけ葉に水がかからないようにします。
発症初期ならカビの生えた部分を取り除いて食べられますが、拡大防止のためにも引き抜いて焼却処分した方がいいでしょう。
白さび病が出た畝ではしばらくアブラナ科の栽培を避けてください。
※あくまでねっこ流の育て方です。
プロ農家ではないので間違ってても笑って許してね!
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<野菜別栽培方法:小松菜>
※中部地方太平洋側(夏:暖地 冬:中間地)基準です。



<参考価格> 種たくさんの1袋で150円前後
<栽培適温> 15~25℃
アブラナ科一年草で日本原産。
ツケナ類の代表格野菜です。
ツケナとは非結球アブラナ科葉菜類の総称で、小松菜の他に野沢菜・からし菜・水菜・高菜など複数あり。
種が安く1袋で大量に作れる上、栽培も簡単で初心者にもお勧め。
栄養価も高く家計の強い味方です。
正月菜として売られているのも小松菜の一種。
餅菜とも呼ばれています。
こちらの地方では正月の雑煮にかかせない野菜。
雑煮向けなので普通の小松菜よりも寒さに強く冬栽培に特化したようです。
我が家では春~秋が小松菜、冬は正月菜と切り替えて栽培しています。

本来は連作可能な野菜です。
ただアブラナ科の連作は害虫被害が出やすいので可能なら1年空けた方がいいでしょう。
場所が無くどうしても連作する場合は病害虫対策を早めに。
前作で病気が出た場合は連作禁止です。
→ 野菜科目一覧へ

<適正pH> 5.5~6.5
2週間前に苦土石灰を普通に(目安:100~150g/m2)。
1週間前に元肥を普通に。
元肥のみで追肥を行わないので、堆肥を少し多めに入れておくといいかもしれません。
陽当たりと水はけの良い場所を選んでください。
栽培期間が短く1株あたりの必要スペースも少ないので、専用畝でなくても他の野菜用畝の空いたスペースや間作でも可。
プランターでも作れますよ。


<種蒔き時期> 春蒔き:3月中旬~5月中旬 秋蒔き:8月下旬~11月中旬
<株間> すじ蒔き(種を一列にぱらぱらと蒔いていく)
環境次第で1年中栽培可能な野菜ですが、夏は害虫被害が酷いため避けた方が無難。
春蒔きもとう立ちの危険があるため、秋蒔きが一番育てやすく初挑戦にもお勧めです。
味も秋蒔きして寒さに当てた方が美味しくなります。
株間は後から調整し、1cmに1粒ぐらいの間隔で適当にぱらぱらとすじ蒔きをします。
小松菜は発芽率が高いのであまり厚く蒔くとあとの間引き作業が大変。
発芽も早く3日もすれば芽が見えてきます。
耐寒性は強いが真冬の一番寒い時期だけはある程度対策した方がいいでしょう。

栽培期間が短いため元肥をしっかり入れてあれば追肥は必要ありません。
葉色が悪く養分が足りてないなと感じたら液肥を与える程度で。
発芽までは毎日水やりをし、以降は土の表面が乾いたら水やりします。
やや乾燥に弱く水分が不足すると品質が落ちるので乾燥しすぎには注意。
ただしできるだけ葉に水がかからないよう条間に水を撒きましょう。


・間引き
発芽して双葉が開いたら1回目の間引き。
厚蒔きになって混み合いすぎてる所を間引きます。
混み合ったまま間引かずに育てると徒長(必要以上に長くひょろひょろと育ってしまうこと)して弱くなります。
本葉がある程度育ったら2回目の間引きで株間を8~10cmぐらいにします。
除草も兼ねて条間を中耕し、苗が倒れないよう軽く土寄せすれば後は手間いらず。
間引いた小さな小松菜も食べられますよ。

・害虫対策
栽培が容易で手間いらずですが、害虫対策だけは必須。
害虫に狙われやすいアブラナ科なので、真冬を除いて常に害虫が付くと思ってください。
寒冷紗をかけて卵を産み付けられないようにするのが効果的。
春から秋の暖かい時期に被害が多発するので、その時期は早めに収穫して被害を減らしましょう。
時期によっては発芽直後から狙われます。
↓は発芽してすぐキスジノミハムシの攻撃を受け始めた小松菜。



<収穫時期> 種蒔き後30~60日ぐらい
上の写真サイズぐらいからもう収穫ok。
混み合った所の間引きも兼ねて収穫してください。
一番の食べ頃は草丈20~25cmぐらい。
夏で30日、春や秋で45日、冬で60日ちょっともすれば下の写真サイズまで育ちます。
あまり大きく育てすぎると葉が硬くなるので早めの収穫を。
一番美味しいのは秋から冬にかけてで、寒さにあてた方が美味しくなります。
餅菜を正月合わせで収穫したい時は、10月末に種蒔きすると雑煮の季節に合わせられます(品種や地方により差はあるので注意)。


・とう立ち
秋蒔きは問題無いですが春蒔きで問題となるのが「とう立ち」。
下の写真のように花芽が出てきてしまうことです。
とう立ちしてしまうと花に養分が取られ硬い茎も出来るので収穫には向かなくなります。
暖かくなって陽が延びてきたら、とう立ち前に早めの収穫を心掛けてください。
逆に花芽を育てて菜の花として収穫することも可能です。
おひたし、天ぷらなどで食用可。


<害虫>
アオムシ、ヨトウムシ、アブラムシ、キスジノミハムシ、ナノクロムシ、コナガなど。
アブラナ科を狙ってくる害虫達のターゲットです。
特に高温期ほど被害拡大。
葉を穴だらけにされるので注意してください。
葉に穴が開いても見た目が悪いだけで食べる分には問題ないですけどね。
→ 害虫図鑑へ
<病気>
白さび病、ベト病など。
家庭菜園では白さび病をよく見かけます。

・白さび病
アブラナ科の野菜群で見かける病気で、家庭菜園では小松菜に発症しやすいです。
葉の裏に白いカビが広がります。
過湿状態で発生しやすく、放置すると被害は全体に広がりカブや白菜にまで感染する恐れも。
大根だけに発生するタイプの白さび病もあります。
農薬を使わない対策では、間引きをし風通しを良くして過湿を防ぐしかありません。
水やりの際にはできるだけ葉に水がかからないようにします。
発症初期ならカビの生えた部分を取り除いて食べられますが、拡大防止のためにも引き抜いて焼却処分した方がいいでしょう。
白さび病が出た畝ではしばらくアブラナ科の栽培を避けてください。
※あくまでねっこ流の育て方です。
プロ農家ではないので間違ってても笑って許してね!
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