連作障害
■■■ 連作障害 ■■■
<連作障害とは?>
畑の中でも同じ場所、同じ土で何年も同じ野菜を作り続けると品質が極端に落ちたり病気になったりします。
これが「連作障害」。
菜園計画を立てる時に一番注意しなければいけない項目です。
連作障害が起きる原因としては、
1.前年度の病害虫が土の中に残り同じ野菜に付く。
2.野菜によって必要な栄養バランスが違うので、同じ養分ばかり使ってバランスが悪くなる。
3.根から分泌される成分の濃度が一定以上高まると生育に影響を与える。
などがあります。
また野菜によって連作障害に強い・弱いもあります。
野菜の連作障害耐性と対策法を知ることで回避できる問題なので、菜園計画を立てる時には必ずチェックしましょう。
1つ注意したいのは、連作障害は野菜科目で分類されます。
トマトを作った次の年もトマトを作るのはもちろん連作障害でアウト。
しかしトマトの次にナスを作るのもアウトです。
これはトマトもナスも同じナス科野菜だから。
連作障害を考える時は野菜科目に注意してください。
ただし同じ科目でも多少の強い弱いはあります。
●連作障害対策
どうすれば連作障害を回避できるのか。
基本的な対策から力業までいくつか対策法を紹介。
[輪作]
連作障害対策の基本中の基本。
同じ畝で同じ野菜を作らないことです。
1番畝でナスを作ったら、翌年は2番畝で作るなど毎年位置をずらしていくだけ。
一番簡単で確実な対処法です。
ある程度の広さがあれば毎年ローテーションすることで解決できるけど、狭い畑や同じ野菜を大量に作る時は他の対策を考えないといけません。
[土の入れ替え]
同じ土で作ることがダメなので、土そのものを入れ替えてやる方法。
プランターなどではこれが一番いいでしょう。
露地栽培でも客土してやればいいけど、現実的にはなかなか難しいですね。
そんな時は天地返し。
深い位置と浅い位置の土を入れ替えてやることである程度は連作障害を軽減できます。
[接ぎ木苗]
種からの栽培では難しいですが、苗から育てる野菜なら接ぎ木苗を使う手もあります。
接ぎ木苗とは他の野菜の根を土台として、その上に育てたい野菜の苗を繋いだ物。
自根苗より割高にはなりますが連作障害をある程度回避できます。
根が別の植物なので連作障害を回避できるわけですが、泥はねで葉に土が付いてしまうことによる病気などは回避できません。
[土壌消毒]
土そのものを消毒する方法。
いろいろな手法があるがコストのかかるプロ農家向けが多く、家庭菜園ではせいぜい太陽熱か水を利用するぐらいしかできません。
太陽熱は夏場にビニールなどをかぶせて熱で消毒する方法。
水は田んぼのように一度水に浸からせて病害虫を殺してしまう方法です。
[その他]
連作障害対策としての効果は微妙でもやらないよりはマシなこと。
堆肥や腐葉土などの有機物を入れる土壌改良をして少しでも土を良い状態に持っていく。
微生物の力で病害虫の発生を抑えます。
あとは複数の野菜を混作するなどして成分の偏りを減らすのもいいみたいです。
コンパニオンプランツなどもありですね。
●連作障害耐性
野菜別の連作障害耐性一覧。
一度作ったら何年連作期間を空ければいいかの表です。
大雑把な分類なのであくまで連作に強い・弱いの目安程度にどうぞ。
連作可能な野菜でもある程度経ったら他の野菜に切り替えた方が良い結果が出ます。
[4~5年以上連作禁止]
ジャガイモ以外のナス科全般(ナス・ピーマン・ししとう・トマト・唐辛子など)
マメ科全般(さやえんどう・落花生・ソラマメなど)
スイカ
メロン
ゴボウ
[3~4年は連作禁止]
里芋
山芋
キュウリ
生姜
[2年は連作禁止]
アブラナ科の結球系(キャベツ、白菜、ブロッコリー、カリフラワーなど)
ジャガイモ
レタス
オクラ
[1年は連作禁止]
アブラナ科の非結球系・根菜系(小松菜・水菜・大根・カブなど)
ほうれん草
カボチャ
[連作可能]
ユリ科全般(ネギ・タマネギ・ニンニク・ワケギなど)
ニンジン
さつまいも
とうもろこし
シソ
[植えっぱなしなら問題無し]
アスパラガス
イチゴ
ミョウガ
ニラ
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<連作障害とは?>
畑の中でも同じ場所、同じ土で何年も同じ野菜を作り続けると品質が極端に落ちたり病気になったりします。
これが「連作障害」。
菜園計画を立てる時に一番注意しなければいけない項目です。
連作障害が起きる原因としては、
1.前年度の病害虫が土の中に残り同じ野菜に付く。
2.野菜によって必要な栄養バランスが違うので、同じ養分ばかり使ってバランスが悪くなる。
3.根から分泌される成分の濃度が一定以上高まると生育に影響を与える。
などがあります。
また野菜によって連作障害に強い・弱いもあります。
野菜の連作障害耐性と対策法を知ることで回避できる問題なので、菜園計画を立てる時には必ずチェックしましょう。
1つ注意したいのは、連作障害は野菜科目で分類されます。
トマトを作った次の年もトマトを作るのはもちろん連作障害でアウト。
しかしトマトの次にナスを作るのもアウトです。
これはトマトもナスも同じナス科野菜だから。
連作障害を考える時は野菜科目に注意してください。
ただし同じ科目でも多少の強い弱いはあります。
●連作障害対策
どうすれば連作障害を回避できるのか。
基本的な対策から力業までいくつか対策法を紹介。
[輪作]
連作障害対策の基本中の基本。
同じ畝で同じ野菜を作らないことです。
1番畝でナスを作ったら、翌年は2番畝で作るなど毎年位置をずらしていくだけ。
一番簡単で確実な対処法です。
ある程度の広さがあれば毎年ローテーションすることで解決できるけど、狭い畑や同じ野菜を大量に作る時は他の対策を考えないといけません。
[土の入れ替え]
同じ土で作ることがダメなので、土そのものを入れ替えてやる方法。
プランターなどではこれが一番いいでしょう。
露地栽培でも客土してやればいいけど、現実的にはなかなか難しいですね。
そんな時は天地返し。
深い位置と浅い位置の土を入れ替えてやることである程度は連作障害を軽減できます。
[接ぎ木苗]
種からの栽培では難しいですが、苗から育てる野菜なら接ぎ木苗を使う手もあります。
接ぎ木苗とは他の野菜の根を土台として、その上に育てたい野菜の苗を繋いだ物。
自根苗より割高にはなりますが連作障害をある程度回避できます。
根が別の植物なので連作障害を回避できるわけですが、泥はねで葉に土が付いてしまうことによる病気などは回避できません。
[土壌消毒]
土そのものを消毒する方法。
いろいろな手法があるがコストのかかるプロ農家向けが多く、家庭菜園ではせいぜい太陽熱か水を利用するぐらいしかできません。
太陽熱は夏場にビニールなどをかぶせて熱で消毒する方法。
水は田んぼのように一度水に浸からせて病害虫を殺してしまう方法です。
[その他]
連作障害対策としての効果は微妙でもやらないよりはマシなこと。
堆肥や腐葉土などの有機物を入れる土壌改良をして少しでも土を良い状態に持っていく。
微生物の力で病害虫の発生を抑えます。
あとは複数の野菜を混作するなどして成分の偏りを減らすのもいいみたいです。
コンパニオンプランツなどもありですね。
●連作障害耐性
野菜別の連作障害耐性一覧。
一度作ったら何年連作期間を空ければいいかの表です。
大雑把な分類なのであくまで連作に強い・弱いの目安程度にどうぞ。
連作可能な野菜でもある程度経ったら他の野菜に切り替えた方が良い結果が出ます。
[4~5年以上連作禁止]
ジャガイモ以外のナス科全般(ナス・ピーマン・ししとう・トマト・唐辛子など)
マメ科全般(さやえんどう・落花生・ソラマメなど)
スイカ
メロン
ゴボウ
[3~4年は連作禁止]
里芋
山芋
キュウリ
生姜
[2年は連作禁止]
アブラナ科の結球系(キャベツ、白菜、ブロッコリー、カリフラワーなど)
ジャガイモ
レタス
オクラ
[1年は連作禁止]
アブラナ科の非結球系・根菜系(小松菜・水菜・大根・カブなど)
ほうれん草
カボチャ
[連作可能]
ユリ科全般(ネギ・タマネギ・ニンニク・ワケギなど)
ニンジン
さつまいも
とうもろこし
シソ
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