酸性度
■■■ 酸性度 ■■■
<土の酸性度>
子供の頃に学校で習った酸性やアルカリ性の話を覚えてますでしょうか?
ph(ペーハー)ってやつでph数値が低いほど酸性、高いほどアルカリ性に近いってあれです。
ちなみにph7.0が中性。
畑の土にも酸性度があり、野菜が育つにはph6.0~6.5ぐらいの酸性度が一番適していて(野菜によって適正なphは異なる)、あまり酸性度が違っていると上手く育ちません。
土の酸度調整は土作りの重要な要素の一つ。
●酸度の判定
自分の畑の土がどれくらいの酸度なのか知るためには酸度測定器具を用います。
土を水に溶かして試験紙で測定するタイプ、試験液を使うタイプ、電極を差し込んで測定するタイプなどがあり、おすすめは電極を使うタイプ。
酸度計を土に差し込むだけで測定できるので気軽に測定できます。
安い物で3000円ぐらいから。
試験液タイプは安いのですが測定の仕方にコツがいるので、慣れないと正しく測定できないかもしれません。

一坪菜園などの小さな菜園で、わざわざ酸度計を買うのはもったいない・・・って時は適当でもなんとかなるかも?
だいたい1㎡辺り100~200グラムぐらいの苦土石灰を撒いておけば無事育つ場合が多いです。
ただし強い酸性やアルカリ性を好む野菜では失敗しやすいので、野菜によっては石灰の量を多め少なめに調整して、あとは経験則で昨年よりも増やすか減らすかって感じに調整していくしかないと思います。
近所に酸度計を持ってる人がいたら最初だけ測定してもらって目安だけでも知りたいところですね。
また、生えている雑草によってある程度判断することもできます。
スギナ・オオバコ・ヨモギなどは酸性の土を好む雑草。
これらを見かけたら多めに石灰を撒いてやる必要があります。
スギナは根も非常に強く根絶が難しいので畑で見かけたりしたら大騒ぎ。
アルカリを好む雑草は何でしょうね?
日本の土で何もせずにアルカリ性ってのはあまり無いのでこっちは心配しなくていいかも。
●石灰の種類
雨が多い日本では何もしないと土が酸性に傾いているので、中和して適正値に近付ける必要があります。
ではどのようにして土の酸性度を調整するのか。
野菜作りでは石灰を使います。
強い酸性になっている土を石灰のアルカリ成分で中和して目標のphに近付けます。
家庭菜園で土の酸度調整として使う石灰は主に3種類。
ホームセンターや園芸店で手に入ります。
家庭菜園で使うなら扱いやすく必要な成分を1つで補える苦土石灰がおすすめ。
有機栽培にこだわる人、いつも種蒔き前に石灰撒き忘れに気付く人は有機石灰。
また、石灰には粒状と粉状の2種類あります(有機石灰は粉状しか無いかも?)。
値段は粉状の方が安いのですが、風が強い日は使えず吸い込むと体にも良くないので粒状の物をお勧めします。
[消石灰]
酸度の調整に特化した菜園用石灰で中和力は3種類の中で一番強い。
少量でph調整ができ速効性だが、野菜に障害が出やすいので種蒔き前にしっかり期間を空ける必要がある。
[苦土石灰]
苦土とはマグネシウムのこと。
酸度の調整をしつつ、野菜作りに必要な微量元素も補ってくれる。
種蒔き前に数日空けた方が良い。
[有機石灰]
かき殻石灰や貝石灰と書いてあるかもしれません。
貝殻などをつぶして粉末にした物。
野菜への影響が少なく種蒔き前日でも使えるのが特徴、ただし値段高めで遅効性。
●酸性に強い野菜、弱い野菜
家庭菜園でよく作られる野菜の中で特に酸性に強い・弱いと思われる物を挙げてみました。
酸性に弱い野菜は石灰を多く、強い野菜は前年度の状況次第では石灰無しで調整します。
特に強い弱いの無い野菜ならph6.0合わせで。
酸度計が無くても前年に問題無ければ1㎡辺り100~150gの苦土石灰を撒けば維持できるんじゃないかなと思います。
[酸性に弱い] 適正ph:6.0~7.0
ほうれん草、枝豆、えんどう豆、ニンジン、アスパラガス、タマネギ、ネギ、ニンニク
[酸性に強い] 適正ph:5.0~6.0
ジャガイモ、さつまいも、山芋、里芋、スイカ
酸度調整の基本は苦土石灰を撒くってことは判ったと思いますが、問題は土がアルカリ性だった場合ですね。
これは石灰のように簡単に調整できる資材がありません。
雨で酸性に傾くまでじっと待つか、ピートモスなどの酸性の強い資材を混ぜるかぐらい?
元に戻すのが大変なので石灰の撒きすぎには注意しましょう。
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<土の酸性度>
子供の頃に学校で習った酸性やアルカリ性の話を覚えてますでしょうか?
ph(ペーハー)ってやつでph数値が低いほど酸性、高いほどアルカリ性に近いってあれです。
ちなみにph7.0が中性。
畑の土にも酸性度があり、野菜が育つにはph6.0~6.5ぐらいの酸性度が一番適していて(野菜によって適正なphは異なる)、あまり酸性度が違っていると上手く育ちません。
土の酸度調整は土作りの重要な要素の一つ。
●酸度の判定
自分の畑の土がどれくらいの酸度なのか知るためには酸度測定器具を用います。
土を水に溶かして試験紙で測定するタイプ、試験液を使うタイプ、電極を差し込んで測定するタイプなどがあり、おすすめは電極を使うタイプ。
酸度計を土に差し込むだけで測定できるので気軽に測定できます。
安い物で3000円ぐらいから。
試験液タイプは安いのですが測定の仕方にコツがいるので、慣れないと正しく測定できないかもしれません。

一坪菜園などの小さな菜園で、わざわざ酸度計を買うのはもったいない・・・って時は適当でもなんとかなるかも?
だいたい1㎡辺り100~200グラムぐらいの苦土石灰を撒いておけば無事育つ場合が多いです。
ただし強い酸性やアルカリ性を好む野菜では失敗しやすいので、野菜によっては石灰の量を多め少なめに調整して、あとは経験則で昨年よりも増やすか減らすかって感じに調整していくしかないと思います。
近所に酸度計を持ってる人がいたら最初だけ測定してもらって目安だけでも知りたいところですね。
また、生えている雑草によってある程度判断することもできます。
スギナ・オオバコ・ヨモギなどは酸性の土を好む雑草。
これらを見かけたら多めに石灰を撒いてやる必要があります。
スギナは根も非常に強く根絶が難しいので畑で見かけたりしたら大騒ぎ。
アルカリを好む雑草は何でしょうね?
日本の土で何もせずにアルカリ性ってのはあまり無いのでこっちは心配しなくていいかも。
●石灰の種類
雨が多い日本では何もしないと土が酸性に傾いているので、中和して適正値に近付ける必要があります。
ではどのようにして土の酸性度を調整するのか。
野菜作りでは石灰を使います。
強い酸性になっている土を石灰のアルカリ成分で中和して目標のphに近付けます。
家庭菜園で土の酸度調整として使う石灰は主に3種類。
ホームセンターや園芸店で手に入ります。
家庭菜園で使うなら扱いやすく必要な成分を1つで補える苦土石灰がおすすめ。
有機栽培にこだわる人、いつも種蒔き前に石灰撒き忘れに気付く人は有機石灰。
また、石灰には粒状と粉状の2種類あります(有機石灰は粉状しか無いかも?)。
値段は粉状の方が安いのですが、風が強い日は使えず吸い込むと体にも良くないので粒状の物をお勧めします。
[消石灰]
酸度の調整に特化した菜園用石灰で中和力は3種類の中で一番強い。
少量でph調整ができ速効性だが、野菜に障害が出やすいので種蒔き前にしっかり期間を空ける必要がある。
[苦土石灰]
苦土とはマグネシウムのこと。
酸度の調整をしつつ、野菜作りに必要な微量元素も補ってくれる。
種蒔き前に数日空けた方が良い。
[有機石灰]
かき殻石灰や貝石灰と書いてあるかもしれません。
貝殻などをつぶして粉末にした物。
野菜への影響が少なく種蒔き前日でも使えるのが特徴、ただし値段高めで遅効性。
●酸性に強い野菜、弱い野菜
家庭菜園でよく作られる野菜の中で特に酸性に強い・弱いと思われる物を挙げてみました。
酸性に弱い野菜は石灰を多く、強い野菜は前年度の状況次第では石灰無しで調整します。
特に強い弱いの無い野菜ならph6.0合わせで。
酸度計が無くても前年に問題無ければ1㎡辺り100~150gの苦土石灰を撒けば維持できるんじゃないかなと思います。
[酸性に弱い] 適正ph:6.0~7.0
ほうれん草、枝豆、えんどう豆、ニンジン、アスパラガス、タマネギ、ネギ、ニンニク
[酸性に強い] 適正ph:5.0~6.0
ジャガイモ、さつまいも、山芋、里芋、スイカ
酸度調整の基本は苦土石灰を撒くってことは判ったと思いますが、問題は土がアルカリ性だった場合ですね。
これは石灰のように簡単に調整できる資材がありません。
雨で酸性に傾くまでじっと待つか、ピートモスなどの酸性の強い資材を混ぜるかぐらい?
元に戻すのが大変なので石灰の撒きすぎには注意しましょう。
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