籾殻燻炭の作り方
■■■ 籾殻燻炭 ■■■
<籾殻燻炭製作講座>

畑一面に籾殻燻炭投入の図。
籾殻燻炭(もみがらくんたん)は籾殻を炭化した物でとても優秀な土壌改良資材です。
土に鋤込むことで土の排水性・通気性を改善させる他、土を良くしてくれる微生物の住処にもなります。
さらに土壌を消毒したり、酸度調整する中和剤の役割をしたり、野菜の耐病性を高める効果まであると言われています。
マルチがわりに敷けば雑草防止にも。
肥料分はありませんがミネラル成分の補給も出来、育苗土としても使える良い事づくめの資材。
使い勝手も非常に良く軽くて扱いが楽、有機資材とは異なり種蒔き当日や定植後に使っても大丈夫と、とても使いやすい資材でもあります。
こんな優秀な資材を使わない手は無い!
しかしこの燻炭、買うと結構な値段します。
ホームセンターで見ても一袋500円~1000円近い値段。
上の写真のように畑全面に撒いたりしようものなら数万円かかってしまいます。
しかしよく考えると材料は無料で手に入る籾殻のみ。
ならば自分で作ってしまえばいいじゃない!
と言うわけで籾殻くん炭製造講座です。
●材料
・籾殻
●必要な道具
・籾殻燻炭器

これが籾殻燻炭器。
三角錐の部分と煙突のセットで一組。
ホームセンターや農業資材を扱ってる園芸店で購入できます。
ブリキ製とステンレス製があり、ステンレス製は1000円ほど高くて3000円前後。
しかし購入する場合はステンレス製をお勧め。
燻炭を焼く度に熱と水にさらされるのですぐに錆びだらけになります。
ステンレス製なら一度買えば長年使えて安心です。

いざ燻炭焼き工程へ。
晴れた日にやるのは当然ですが、翌日も晴れ予報で風の弱い日を選びます。
一応火を扱いますし煙も出るので住宅街は避けましょう。
まず燻炭器の円錐部に入るぐらいの枯れ枝を用意します。
火が回りやすいように新聞紙も少々。

枯れ枝に円錐部をかぶせ、周りを籾殻で軽く覆います。
丸めた新聞紙に火を点け、円錐部の上の穴から投入。
中の新聞に燃え移るのを確認したらすかさず煙突を立てます。
かなり熱いので火傷に注意。

しばらく経つと籾殻の上の方、燻炭器と接している部分が焦げ、煙突から白い煙が出始めます。
そのまま5分ほど様子見。
円錐の中に入れた木の燃え方が悪いと、籾殻が焦げ始める前に温度が下がって煙りも弱くなります。
少し待っても煙が弱まらないのを確認したら籾殻を作りたい分だけ投入。

この写真でガラ袋7袋(420リットルぐらい)です。
煙突についている空気穴が埋まるぐらいまで山にしてもok。
煙は以降ずっと出続けます。
もし途中で煙が止まってたら失敗なのでやり直しましょう。

しばらく放置してると、籾殻の山に焦げの斑点が出来てきます。
黒い斑点が広がってきたらスコップで焦げてない籾殻と混ぜ返し。
混ぜずに放置しすぎると表面が白くなってきて炭ではなく灰になるので注意です。

火入れから3時間半経過。
だいぶ炭化が進んできました。
炭化すると容積も減ってくるので、残り時間と相談して籾殻追加投入。
さらにガラ袋5袋追加で計720リットル相当入れました。

上手に焼けました~♪
約7時間で全面焼き上がり。
見事に真っ黒です。
風の強さや籾殻の量次第では10時間以上かかることも。
中身もよくかきまわして焼け残りがなければ消火作業に入ります。

これでもかってほど念入りに水撒きして消火。
しっかり濡らしたようでも中の方は濡れずにくすぶってたりします。
完全に消火できてないと燃焼が進んで翌朝真っ白の灰になった姿を見るはめになるので、広げながらがっつりと水撒きします。
うちは農業用水の水圧が低いこともあって一時間水撒いてました。
あとは翌日しっかり乾燥させれば完成です。
野菜を作っている季節にも畝表面に撒いたりして使いますが、一番使用量が多いのは冬から春前にかけての土作りの時期。
この時に土に鋤込むため大量に必要になるので、籾殻が手に入る秋のうちに作り貯めしておきたいところです。
春からは育苗や芽出しに使い、夏は雑草防止のマルチにと一年中欲しい資材なのでせっせと貯め込みましょう!
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畑一面に籾殻燻炭投入の図。
籾殻燻炭(もみがらくんたん)は籾殻を炭化した物でとても優秀な土壌改良資材です。
土に鋤込むことで土の排水性・通気性を改善させる他、土を良くしてくれる微生物の住処にもなります。
さらに土壌を消毒したり、酸度調整する中和剤の役割をしたり、野菜の耐病性を高める効果まであると言われています。
マルチがわりに敷けば雑草防止にも。
肥料分はありませんがミネラル成分の補給も出来、育苗土としても使える良い事づくめの資材。
使い勝手も非常に良く軽くて扱いが楽、有機資材とは異なり種蒔き当日や定植後に使っても大丈夫と、とても使いやすい資材でもあります。
こんな優秀な資材を使わない手は無い!
しかしこの燻炭、買うと結構な値段します。
ホームセンターで見ても一袋500円~1000円近い値段。
上の写真のように畑全面に撒いたりしようものなら数万円かかってしまいます。
しかしよく考えると材料は無料で手に入る籾殻のみ。
ならば自分で作ってしまえばいいじゃない!
と言うわけで籾殻くん炭製造講座です。
●材料
・籾殻
●必要な道具
・籾殻燻炭器

これが籾殻燻炭器。
三角錐の部分と煙突のセットで一組。
ホームセンターや農業資材を扱ってる園芸店で購入できます。
ブリキ製とステンレス製があり、ステンレス製は1000円ほど高くて3000円前後。
しかし購入する場合はステンレス製をお勧め。
燻炭を焼く度に熱と水にさらされるのですぐに錆びだらけになります。
ステンレス製なら一度買えば長年使えて安心です。

いざ燻炭焼き工程へ。
晴れた日にやるのは当然ですが、翌日も晴れ予報で風の弱い日を選びます。
一応火を扱いますし煙も出るので住宅街は避けましょう。
まず燻炭器の円錐部に入るぐらいの枯れ枝を用意します。
火が回りやすいように新聞紙も少々。

枯れ枝に円錐部をかぶせ、周りを籾殻で軽く覆います。
丸めた新聞紙に火を点け、円錐部の上の穴から投入。
中の新聞に燃え移るのを確認したらすかさず煙突を立てます。
かなり熱いので火傷に注意。

しばらく経つと籾殻の上の方、燻炭器と接している部分が焦げ、煙突から白い煙が出始めます。
そのまま5分ほど様子見。
円錐の中に入れた木の燃え方が悪いと、籾殻が焦げ始める前に温度が下がって煙りも弱くなります。
少し待っても煙が弱まらないのを確認したら籾殻を作りたい分だけ投入。

この写真でガラ袋7袋(420リットルぐらい)です。
煙突についている空気穴が埋まるぐらいまで山にしてもok。
煙は以降ずっと出続けます。
もし途中で煙が止まってたら失敗なのでやり直しましょう。

しばらく放置してると、籾殻の山に焦げの斑点が出来てきます。
黒い斑点が広がってきたらスコップで焦げてない籾殻と混ぜ返し。
混ぜずに放置しすぎると表面が白くなってきて炭ではなく灰になるので注意です。

火入れから3時間半経過。
だいぶ炭化が進んできました。
炭化すると容積も減ってくるので、残り時間と相談して籾殻追加投入。
さらにガラ袋5袋追加で計720リットル相当入れました。

上手に焼けました~♪
約7時間で全面焼き上がり。
見事に真っ黒です。
風の強さや籾殻の量次第では10時間以上かかることも。
中身もよくかきまわして焼け残りがなければ消火作業に入ります。

これでもかってほど念入りに水撒きして消火。
しっかり濡らしたようでも中の方は濡れずにくすぶってたりします。
完全に消火できてないと燃焼が進んで翌朝真っ白の灰になった姿を見るはめになるので、広げながらがっつりと水撒きします。
うちは農業用水の水圧が低いこともあって一時間水撒いてました。
あとは翌日しっかり乾燥させれば完成です。
野菜を作っている季節にも畝表面に撒いたりして使いますが、一番使用量が多いのは冬から春前にかけての土作りの時期。
この時に土に鋤込むため大量に必要になるので、籾殻が手に入る秋のうちに作り貯めしておきたいところです。
春からは育苗や芽出しに使い、夏は雑草防止のマルチにと一年中欲しい資材なのでせっせと貯め込みましょう!
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