畑の条件とは?
■■■ 畑の条件とは? ■■■
マイ畑は決まりましたか?
自分の畑が用意できればすぐにでも苗を植えてみたくなりますね。
でも少し待って!
実際に野菜を作り始める前にまずはインフラ整備。
これをやっておかないと後々大変になります。
畑の条件として必要な要素を調べて自分の畑を採点してみましょう。
初期条件は悪くとも努力と工夫次第で改善は可能。
苗を植える前にできる範囲で最善の状態に近付けてやります。
なお、ここからは路地栽培(土のある野外の畑での栽培)の畑基準で話を進めます。
ベランダ菜園やプランター菜園の人は自分の畑の条件に合わせて考えてみてください。
<事前に調べたい(ねっこが勝手に決めた)畑の10要素>
1.土質
野菜作りで無くてはならないのが土。
土の状態次第で野菜の出来映えが大きく左右されます。
土質は土の粒子の状態により
砂壌土(すなじょうど) > 壌土(じょうど) > 植壌土(しょくじょうど)
に分類され、粒子の大きい砂っぽいのが砂壌土、粒子が細かく粘土っぽいのが植壌土です。
野菜作りに最も適しているのは壌土で、握ると固まるけど押せば崩れる絶妙な土具合で野菜全般に応用可能。
最初からそんな土が手に入れば苦労しないんですけどね(ノ∀`)
野菜によっては砂壌土や植壌土を好む野菜もありますし、反対の性質の土や土壌改良資材を入れて改良することもできます。
まずは畑の今の土質を把握することから始めましょう。
2.水源
野菜を育てることをイメージすると思い浮かぶのが水やりですね。
夏場になると頻繁に水やりが必要になってきます。
だからこそ水源があるかどうかが畑の重要なポイント。
雨水だけが頼りだと育てるのが厳しい野菜も出てきます。
近くに農業用水や共同の水源が無いかをまず探しましょう。
無さそうなら自宅からホースで引っ張れませんか?
近くに川や池があるならポンプでくみ上げるって手もあります。
どうしても水源が無いならドラム缶などを置いておいて雨水を貯めておくしかありません。
水源は畑を採点する上で大きなポイント。

3.陽当たり
野菜が育つのに必要な日光。
その陽当たりも重要です。
朝・昼・夕方と畑に出て日照時間を調べてみましょう。
夏と冬では陽当たりも変わってくるので要注意。
可能なら周りの木などを切って陽当たりを改善させるといいですね。
逆に西日はマイナスになることもあるので木陰を作ってやると良いこともあります。
もしどうしても陽当たりが改善できなくても諦めるのはまだ早い。
日陰で育つ野菜、半日陰でも耐えられる野菜もあるのでターゲットを絞ってみましょう。
4.排水
畑は水はけの良さが重要です。
水はけが悪いと根腐れや病気の原因にも。
田んぼは水を貯めることを重視した作りなので、田んぼからの転換畑などは水はけに悩まされることになります。
地面を深く掘ってみて粘土層が続くようなら地下への水はけは期待できません。
排水路などを作って水の逃げる道を作ってやりましょう。

5.風
野菜が育ち始めてから気付くのが風の影響。
苗がぽっきりと折られたり、実が落とされたりしてせっかくの苦労が台無しになることも。
風が強い畑は野菜作りにはあまり向いていません。
風の通り道になっていないか調べておく必要があります。
また夏と冬では風向きが違うのでそのあたりも注意が必要。
風が強い場所では防風林を植えたり防風ネットを張ったりして風対策をしましょう。

6.温度
地域や標高による気温の差がどの野菜を栽培可能かどうかに影響を与えます。
栽培スケジュールの種蒔き時期や収穫時期なんかが書いてあるものは、大抵の場合関東以南の中間地を基準に書いてあります。
暑い地方寒い地方ではスケジュールもずれるし、育てられない野菜も出てくるので要注意。
ビニールをかけて保温したりの準備も考えてみましょう。
7.広さ
広い畑なら問題ないですが、市民農園や一坪菜園なんかでは限られたスペースを有効に使わなければいけません。
キャベツや白菜のような土地効率の悪い野菜は諦める必要も出てきます。
また忘れてならないのが通路。
間に入って作業する通路分のスペース次第で育てやすさが大きく変わってきます。
野菜を植えてなくて畑内を自由に歩けるうちに、畑の広さを正確に知っておくと後々便利です。
8.動物
自然が多い所ほど面倒が増えるのが害獣の類。
猿が出るようなところは畑の条件としてはかなり悪条件ですよね。
アライグマが出没したりはしませんか?
近くに池がある所ではヌートリアが畑を荒らしに来るかもしれません。
うちの畑ではカラスが飛び交ってるので鳥害も心配です。
畑の周りにやってくる動物を観察してみてください。
9.畑へのアクセス
畑までの所要時間。
これが意外と重要で、やはり近ければ近いほどいいです。
すぐに行ける距離ならこまめに様子を見に行く気になりますし、収穫も欲しい時にさっと行けて便利。
気軽に畑へ行けるとモチベーションも上がります。
あとは道具類を畑まで運び込む手間もありますし、あまり離れた場所では盗難などの心配も出てきます。
この辺は市民農園がちょっと不利ですね。

10.畑の周りの様子
これは実際に野菜を作ったことがないと盲点になりやすい所。
自分の畑のすぐ隣りに他の畑はありませんか?
自分の畑だけならいいのですが、隣り近所がある場合は野菜作りにも注意が必要。
例えばとうもろこしなんかは風媒花と言って、風で花粉を遠くまで飛ばして受粉する野菜。
近所で違う品種のとうもろこしを作っていると異種交配して変な育ち方をしたりします。
また住宅地がある場合は煙や臭いにも注意が必要です。
野菜を作り始める前に畑回りの立地も調べておきましょう。
以上事前に調べておきたい畑の10要素、自分の畑と比べてみていかがでしたでしょうか?
各項目10点ずつで採点したらどれくらいになるかな?
文句無し満点の畑はそうそうあるもんじゃありません。
うちの畑も粘土質、風の通り道、水はけ最悪、カラスたくさんと悪条件に悩まされてます。
でもあらかじめ問題点が判っていれば対策もできるはず。
敵を知り己を知ればってやつですね。
できる限りの改善をしてから野菜作りを始めましょう!
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マイ畑は決まりましたか?
自分の畑が用意できればすぐにでも苗を植えてみたくなりますね。
でも少し待って!
実際に野菜を作り始める前にまずはインフラ整備。
これをやっておかないと後々大変になります。
畑の条件として必要な要素を調べて自分の畑を採点してみましょう。
初期条件は悪くとも努力と工夫次第で改善は可能。
苗を植える前にできる範囲で最善の状態に近付けてやります。
なお、ここからは路地栽培(土のある野外の畑での栽培)の畑基準で話を進めます。
ベランダ菜園やプランター菜園の人は自分の畑の条件に合わせて考えてみてください。
<事前に調べたい(ねっこが勝手に決めた)畑の10要素>
1.土質
野菜作りで無くてはならないのが土。
土の状態次第で野菜の出来映えが大きく左右されます。
土質は土の粒子の状態により
砂壌土(すなじょうど) > 壌土(じょうど) > 植壌土(しょくじょうど)
に分類され、粒子の大きい砂っぽいのが砂壌土、粒子が細かく粘土っぽいのが植壌土です。
野菜作りに最も適しているのは壌土で、握ると固まるけど押せば崩れる絶妙な土具合で野菜全般に応用可能。
最初からそんな土が手に入れば苦労しないんですけどね(ノ∀`)
野菜によっては砂壌土や植壌土を好む野菜もありますし、反対の性質の土や土壌改良資材を入れて改良することもできます。
まずは畑の今の土質を把握することから始めましょう。
2.水源
野菜を育てることをイメージすると思い浮かぶのが水やりですね。
夏場になると頻繁に水やりが必要になってきます。
だからこそ水源があるかどうかが畑の重要なポイント。
雨水だけが頼りだと育てるのが厳しい野菜も出てきます。
近くに農業用水や共同の水源が無いかをまず探しましょう。
無さそうなら自宅からホースで引っ張れませんか?
近くに川や池があるならポンプでくみ上げるって手もあります。
どうしても水源が無いならドラム缶などを置いておいて雨水を貯めておくしかありません。
水源は畑を採点する上で大きなポイント。

3.陽当たり
野菜が育つのに必要な日光。
その陽当たりも重要です。
朝・昼・夕方と畑に出て日照時間を調べてみましょう。
夏と冬では陽当たりも変わってくるので要注意。
可能なら周りの木などを切って陽当たりを改善させるといいですね。
逆に西日はマイナスになることもあるので木陰を作ってやると良いこともあります。
もしどうしても陽当たりが改善できなくても諦めるのはまだ早い。
日陰で育つ野菜、半日陰でも耐えられる野菜もあるのでターゲットを絞ってみましょう。
4.排水
畑は水はけの良さが重要です。
水はけが悪いと根腐れや病気の原因にも。
田んぼは水を貯めることを重視した作りなので、田んぼからの転換畑などは水はけに悩まされることになります。
地面を深く掘ってみて粘土層が続くようなら地下への水はけは期待できません。
排水路などを作って水の逃げる道を作ってやりましょう。

5.風
野菜が育ち始めてから気付くのが風の影響。
苗がぽっきりと折られたり、実が落とされたりしてせっかくの苦労が台無しになることも。
風が強い畑は野菜作りにはあまり向いていません。
風の通り道になっていないか調べておく必要があります。
また夏と冬では風向きが違うのでそのあたりも注意が必要。
風が強い場所では防風林を植えたり防風ネットを張ったりして風対策をしましょう。

6.温度
地域や標高による気温の差がどの野菜を栽培可能かどうかに影響を与えます。
栽培スケジュールの種蒔き時期や収穫時期なんかが書いてあるものは、大抵の場合関東以南の中間地を基準に書いてあります。
暑い地方寒い地方ではスケジュールもずれるし、育てられない野菜も出てくるので要注意。
ビニールをかけて保温したりの準備も考えてみましょう。
7.広さ
広い畑なら問題ないですが、市民農園や一坪菜園なんかでは限られたスペースを有効に使わなければいけません。
キャベツや白菜のような土地効率の悪い野菜は諦める必要も出てきます。
また忘れてならないのが通路。
間に入って作業する通路分のスペース次第で育てやすさが大きく変わってきます。
野菜を植えてなくて畑内を自由に歩けるうちに、畑の広さを正確に知っておくと後々便利です。
8.動物
自然が多い所ほど面倒が増えるのが害獣の類。
猿が出るようなところは畑の条件としてはかなり悪条件ですよね。
アライグマが出没したりはしませんか?
近くに池がある所ではヌートリアが畑を荒らしに来るかもしれません。
うちの畑ではカラスが飛び交ってるので鳥害も心配です。
畑の周りにやってくる動物を観察してみてください。
9.畑へのアクセス
畑までの所要時間。
これが意外と重要で、やはり近ければ近いほどいいです。
すぐに行ける距離ならこまめに様子を見に行く気になりますし、収穫も欲しい時にさっと行けて便利。
気軽に畑へ行けるとモチベーションも上がります。
あとは道具類を畑まで運び込む手間もありますし、あまり離れた場所では盗難などの心配も出てきます。
この辺は市民農園がちょっと不利ですね。

10.畑の周りの様子
これは実際に野菜を作ったことがないと盲点になりやすい所。
自分の畑のすぐ隣りに他の畑はありませんか?
自分の畑だけならいいのですが、隣り近所がある場合は野菜作りにも注意が必要。
例えばとうもろこしなんかは風媒花と言って、風で花粉を遠くまで飛ばして受粉する野菜。
近所で違う品種のとうもろこしを作っていると異種交配して変な育ち方をしたりします。
また住宅地がある場合は煙や臭いにも注意が必要です。
野菜を作り始める前に畑回りの立地も調べておきましょう。
以上事前に調べておきたい畑の10要素、自分の畑と比べてみていかがでしたでしょうか?
各項目10点ずつで採点したらどれくらいになるかな?
文句無し満点の畑はそうそうあるもんじゃありません。
うちの畑も粘土質、風の通り道、水はけ最悪、カラスたくさんと悪条件に悩まされてます。
でもあらかじめ問題点が判っていれば対策もできるはず。
敵を知り己を知ればってやつですね。
できる限りの改善をしてから野菜作りを始めましょう!
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