野菜が育つまで
■■■ 野菜が育つまで ■■■
畑を用意し、道具を揃えてターゲットの野菜が決まりましたでしょうか?
そこまで準備できればいよいよ野菜作り!
本当はみっちり勉強してから始めるのがいいけど、やはり畑ができたらすぐにでも作ってみたいですよね。
何はともあれまずは挑戦してみましょう。
これも家庭菜園の醍醐味の一つ。
前準備から野菜が育つまでの基本的な流れを書いてみます。
写真はうちの畑の規模でやってますが、最初は一畝からチャレンジでいきましょう。
●種蒔き一ヶ月以上前、思い立った日
草刈り・深耕・石拾い。
まずは畑として使えるよう土を耕す作業から。
草を刈って鍬でせっせと耕します。
深耕ってのは文字通り深く耕すこと。
根が深くまで生長できるよう深く耕して土を軟らかくします。
この時に石なども取り除きます。

●種蒔き一ヶ月前
有機物の鋤込み。
堆肥や米糠、腐葉土などを土に鋤込みます。
鋤込み(すきこみ)ってのは耕して土に混ぜ込むことです。
堆肥などの有機物肥料は土に馴染むのに時間がかかり、入れた直後では根を傷めたりします。
なので一ヶ月前には鋤込んでじっくりと馴染ませます。
完熟堆肥を理解して使うならもっと遅くてもいいんですけどね。
最初よく判らなければ店で袋売りしている牛糞堆肥を混ぜるだけで大丈夫。
牛糞堆肥なら1㎡あたり2~3kgが目安。

●種蒔き二週間前
苦土石灰撒き。
子供の頃に学校で習った酸性やアルカリ性の話を覚えてますでしょうか?
ph(ペーハー)ってやつでph数値が低いほど酸性、高いほどアルカリ性に近いってあれです。
中性はph7.0。
畑の土にも酸性度があり、野菜が育つにはph6.0~6.5ぐらいの酸性度が一番適していて(野菜によって適正なphは異なる)、あまり酸性度が違っていると上手く育ちません。
雨が多い日本では何もしないと土が酸性に傾いているので、中和して適正値に近付ける必要があります。
そこで苦土石灰を土に混ぜて酸性度をアルカリ寄りに近付けてやります。
専用の測定具が無い家庭菜園なら大雑把でいいかな。
最初は1㎡あたり150gぐらい混ぜてやってみましょう。
●種蒔き一週間前
肥料撒き。
肥料を撒いて表面を耕します。
流行りの有機栽培は長年野菜を作って肥えた土にならないと難しいです。
畑の土らしくなるまでは化成肥料を使うのがいいでしょう。
野菜によって溝施肥やら方法はいろいろあるけど、とりあえず畝全体に撒いて土と混ぜこんでおけばなんとかなります。
苦土石灰と一緒に撒いてしまうと化学変化を起こす場合があるので一週間空けた方が無難。
●一週間前~種蒔き当日
畝立て。
土を盛り上げて野菜を植える畝(うね)を作ります。
畑の姿と言えばこれですね。
あまり畝立てが早すぎるとせっかく作った畝にまた草が生えてしまうのが難点。
野菜によって大きさや形もいろいろありますが、最初は適当で構いません。
断面が台形になる形で高さ10cm、上面の幅50cmぐらいにしておけばとりあえず困ることはないんじゃないかな。
気になる人は野菜ごとに調べてから畝立てでも。
あらかじめ紐で囲って目印にすると綺麗に作れます。
土を盛り上げるために土を取ったところが畝間の通路になるので、歩いて通れる幅を確保しましょう。

●畝立て後~種蒔き当日
黒マルチ掛け。
これは必ずしも必要ってわけではありませんが使ったほうが後々助かります。
地温を上げて生長を早める、乾燥を防ぐ、雨による土や肥料分の流出を防ぐなどの効果があり。
そして一番ありがたいのが雑草を防ぐ効果。
毎週草抜きだけに追われて嫌になったーなんてことにならないよう黒マルチお勧め。
これも野菜によっては合わない場合もあるんですけどね。
使い方は畝に散水して土を湿らせてから畝全体にかぶせ、端をマルチ押さえや土で固定。
マルチの上にもばたつき防止で重しを乗せておくとなお良し。

●種蒔き当日
種蒔き or 定植(ていしょく)。
いよいよ待ちに待った種蒔きです。
定植とは苗を畝に植え付けること。
店で苗を売ってる野菜なら、最初は種から育てるより苗を購入して植える方が簡単で確実です。
種の袋の裏には種の蒔き方が書いてあるのでそれに従って蒔きましょう。
マルチに穴をあけ種を蒔いたり苗を定植したら土をかぶせてたっぷり水やり。
特に発芽するまでは乾きすぎないようにこまめに水やりを。

●苗が育ったら
支柱立て。
大きく育つ野菜では風で倒れないよう支柱を立てます。
根元から少し離れた位置に支柱を立て、麻紐などで茎を縛り付けて固定。
茎が生長して太くなるので固く結びつけず、生長する余裕をもたせてゆったりと縛るのがコツ。

●生長に合わせて随時
水やり、追肥、中耕、虫捕り。
水やりは毎日やるのではなく、回数を減らしてその代わりに水をやる時はたっぷりとやるのがポイント。
マルチがしてあるなら乾燥防止になるので水やりの手間を減らせます。
生育期間の長い野菜では追肥(ついひ)と言って肥料の追加も必要。
根に直接あたらないよう株元から少し離れた位置に混ぜこんでやります。
中耕は雨などで固まった土の表面をほぐしてやること(黒マルチ無しの場合のみ)。
こうして根が張りやすく酸素や水分が中まで浸透しやすいよう軟らかい土の状態を保ってやるとともに、雑草防止にもなります。
あとは野菜によっては害虫が出てくるので見つけたらピンセットでつまんで駆除しましょう。
●野菜が育ちきったら
いよいよ収穫。
野菜作りの醍醐味ですね。
手間暇をかけて丹精込めた分だけ立派な野菜になって応えてくれるはずです。
採れたて新鮮な野菜本来の味を楽しんでください。

以上が野菜作りの基本的な流れになります。
野菜作りは非常に奥が深いので、突き詰めていくと作業の一つ一つにも大変な知識と技術が必要になります。
が、基本さえ押さえておけば素人でも作れるのが家庭菜園の楽しみ。
まずは何か作ってみて野菜を育てる楽しみと収穫の喜びを味わってみてください。
きっと病み付きになると思いますよ!
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畑を用意し、道具を揃えてターゲットの野菜が決まりましたでしょうか?
そこまで準備できればいよいよ野菜作り!
本当はみっちり勉強してから始めるのがいいけど、やはり畑ができたらすぐにでも作ってみたいですよね。
何はともあれまずは挑戦してみましょう。
これも家庭菜園の醍醐味の一つ。
前準備から野菜が育つまでの基本的な流れを書いてみます。
写真はうちの畑の規模でやってますが、最初は一畝からチャレンジでいきましょう。
●種蒔き一ヶ月以上前、思い立った日
草刈り・深耕・石拾い。
まずは畑として使えるよう土を耕す作業から。
草を刈って鍬でせっせと耕します。
深耕ってのは文字通り深く耕すこと。
根が深くまで生長できるよう深く耕して土を軟らかくします。
この時に石なども取り除きます。

●種蒔き一ヶ月前
有機物の鋤込み。
堆肥や米糠、腐葉土などを土に鋤込みます。
鋤込み(すきこみ)ってのは耕して土に混ぜ込むことです。
堆肥などの有機物肥料は土に馴染むのに時間がかかり、入れた直後では根を傷めたりします。
なので一ヶ月前には鋤込んでじっくりと馴染ませます。
完熟堆肥を理解して使うならもっと遅くてもいいんですけどね。
最初よく判らなければ店で袋売りしている牛糞堆肥を混ぜるだけで大丈夫。
牛糞堆肥なら1㎡あたり2~3kgが目安。

●種蒔き二週間前
苦土石灰撒き。
子供の頃に学校で習った酸性やアルカリ性の話を覚えてますでしょうか?
ph(ペーハー)ってやつでph数値が低いほど酸性、高いほどアルカリ性に近いってあれです。
中性はph7.0。
畑の土にも酸性度があり、野菜が育つにはph6.0~6.5ぐらいの酸性度が一番適していて(野菜によって適正なphは異なる)、あまり酸性度が違っていると上手く育ちません。
雨が多い日本では何もしないと土が酸性に傾いているので、中和して適正値に近付ける必要があります。
そこで苦土石灰を土に混ぜて酸性度をアルカリ寄りに近付けてやります。
専用の測定具が無い家庭菜園なら大雑把でいいかな。
最初は1㎡あたり150gぐらい混ぜてやってみましょう。
●種蒔き一週間前
肥料撒き。
肥料を撒いて表面を耕します。
流行りの有機栽培は長年野菜を作って肥えた土にならないと難しいです。
畑の土らしくなるまでは化成肥料を使うのがいいでしょう。
野菜によって溝施肥やら方法はいろいろあるけど、とりあえず畝全体に撒いて土と混ぜこんでおけばなんとかなります。
苦土石灰と一緒に撒いてしまうと化学変化を起こす場合があるので一週間空けた方が無難。
●一週間前~種蒔き当日
畝立て。
土を盛り上げて野菜を植える畝(うね)を作ります。
畑の姿と言えばこれですね。
あまり畝立てが早すぎるとせっかく作った畝にまた草が生えてしまうのが難点。
野菜によって大きさや形もいろいろありますが、最初は適当で構いません。
断面が台形になる形で高さ10cm、上面の幅50cmぐらいにしておけばとりあえず困ることはないんじゃないかな。
気になる人は野菜ごとに調べてから畝立てでも。
あらかじめ紐で囲って目印にすると綺麗に作れます。
土を盛り上げるために土を取ったところが畝間の通路になるので、歩いて通れる幅を確保しましょう。

●畝立て後~種蒔き当日
黒マルチ掛け。
これは必ずしも必要ってわけではありませんが使ったほうが後々助かります。
地温を上げて生長を早める、乾燥を防ぐ、雨による土や肥料分の流出を防ぐなどの効果があり。
そして一番ありがたいのが雑草を防ぐ効果。
毎週草抜きだけに追われて嫌になったーなんてことにならないよう黒マルチお勧め。
これも野菜によっては合わない場合もあるんですけどね。
使い方は畝に散水して土を湿らせてから畝全体にかぶせ、端をマルチ押さえや土で固定。
マルチの上にもばたつき防止で重しを乗せておくとなお良し。

●種蒔き当日
種蒔き or 定植(ていしょく)。
いよいよ待ちに待った種蒔きです。
定植とは苗を畝に植え付けること。
店で苗を売ってる野菜なら、最初は種から育てるより苗を購入して植える方が簡単で確実です。
種の袋の裏には種の蒔き方が書いてあるのでそれに従って蒔きましょう。
マルチに穴をあけ種を蒔いたり苗を定植したら土をかぶせてたっぷり水やり。
特に発芽するまでは乾きすぎないようにこまめに水やりを。

●苗が育ったら
支柱立て。
大きく育つ野菜では風で倒れないよう支柱を立てます。
根元から少し離れた位置に支柱を立て、麻紐などで茎を縛り付けて固定。
茎が生長して太くなるので固く結びつけず、生長する余裕をもたせてゆったりと縛るのがコツ。

●生長に合わせて随時
水やり、追肥、中耕、虫捕り。
水やりは毎日やるのではなく、回数を減らしてその代わりに水をやる時はたっぷりとやるのがポイント。
マルチがしてあるなら乾燥防止になるので水やりの手間を減らせます。
生育期間の長い野菜では追肥(ついひ)と言って肥料の追加も必要。
根に直接あたらないよう株元から少し離れた位置に混ぜこんでやります。
中耕は雨などで固まった土の表面をほぐしてやること(黒マルチ無しの場合のみ)。
こうして根が張りやすく酸素や水分が中まで浸透しやすいよう軟らかい土の状態を保ってやるとともに、雑草防止にもなります。
あとは野菜によっては害虫が出てくるので見つけたらピンセットでつまんで駆除しましょう。
●野菜が育ちきったら
いよいよ収穫。
野菜作りの醍醐味ですね。
手間暇をかけて丹精込めた分だけ立派な野菜になって応えてくれるはずです。
採れたて新鮮な野菜本来の味を楽しんでください。

以上が野菜作りの基本的な流れになります。
野菜作りは非常に奥が深いので、突き詰めていくと作業の一つ一つにも大変な知識と技術が必要になります。
が、基本さえ押さえておけば素人でも作れるのが家庭菜園の楽しみ。
まずは何か作ってみて野菜を育てる楽しみと収穫の喜びを味わってみてください。
きっと病み付きになると思いますよ!
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デビュー野菜選び
■■■ デビュー野菜選び ■■■
畑も用意した、道具も揃えた、それじゃ何か作ってみよう!
と思うのは当然のこと。
難しく考えるよりもまず挑戦して体験してみるのは大事なことだと思います。
次のコンテンツ「野菜が育つまで」ではとにかく何か作りたいって方のために野菜作りの流れを書いています。
しかしその前にやらなければならないのが野菜選び。
まず何を作るかを決めないと始まりませんからね。
このコーナーでは代表的な野菜の中から初心者でも挑戦しやすい野菜、難しい野菜を分けて初チャレンジのターゲットを決めてもらいたいと思います。
<難易度別デビュー野菜選び>
●お勧め度:☆
[ 収穫まで時間のかかる野菜 ]
[ アスパラガス、ニラ、軟白ネギ、タマネギ、さやえんどう ]
てっとり早く野菜作りの楽しみを味わおうって話なのに、収穫まで1年以上かかるような野菜は論外ですよね。
アスパラガスなんかは種を蒔いてから3年目でやっと収穫です。
タマネギやさやえんどうはもう少し短いけど、秋に植えて冬越しで春から夏にかけて収穫する野菜。
やはりいきなり初挑戦する野菜としては不向きですね。
ニラは種蒔きから1年かかるけど、株分けしてもらったニラを植えるなら収穫は早いです。

●お勧め度:☆☆
[ 害虫の被害が大きい野菜 ]
[ 大根、キャベツ、白菜、とうもろこし ]
害虫の被害が大きく、農薬なり農業資材なりで適切に防除しないとまともに収穫できない野菜。
害虫対策について勉強してからでないと難しいです。
特に狙われやすい野菜はアブラナ科で、大根・キャベツ・白菜・ブロッコリー・小松菜など。
ほっとくと葉脈だけのスケルトン野菜ができあがります。

●お勧め度:☆☆☆
[ 病気に弱い野菜 ]
[ トマト、メロン、キュウリ ]
育て方に気をつけないとすぐ病気になってしまう野菜。
やはり初挑戦向きではありません。
露地栽培のトマトは雨避けをしてやらないと病気になりやすいだけでなく実が割れてしまうことも。
メロン・キュウリなどの蔓物野菜も病気になりやすいです。
ちなみに普通のトマトではなくミニトマトはかなり病気に強いです。
同じトマトなのに何故なんでしょうね?

●お勧め度:☆☆☆☆
[ 栽培が難しい・手間のかかる野菜 ]
[ ほうれん草、里芋、イチゴ、レタス、ニンジン、山芋 ]
湿度管理が大変だったり土作りが大変だったり発芽や間引きに手間がかかったり。
イチゴはこまめに世話をしなければいけません。
レタスは結球に失敗してしまう玉レタスのことで、リーフレタスは栽培が簡単な部類。
栽培が簡単な野菜としてほうれん草がよく挙がるけど、これは間違いだと僕は思います。
最初順調に見えても途中から失敗しやすいのがほうれん草。

●お勧め度:☆☆☆☆☆
[ 広いスペースを占有する野菜 ]
[ カボチャ、スイカ、さつまいも ]
蔓が大きく広がりスペースが必要な野菜。
一般的とは言えませんがトウガンなんかは一株で2~3坪くらい占有するらしいです。
場所を取りすぎるだけで、土地に余裕があるならカボチャやさつまいもは育てやすい野菜。

●お勧め度:☆☆☆☆☆☆
[ 上の項目に含まれない比較的育てやすい野菜 ]
ミニトマト:丈夫で病気になりにくい。雨避けをするとなお良し
ピーマン:手間もあまりかからず育てやすい。ししとうも同類
シソ:養分と水分さえあれば勝手に育つ。2年目からは落ちた種が自然に発芽します
非結球レタス:チマサンチュやリーフレタス。栽培期間も短めで害虫にも強い
ワケギ、葉ネギ:苗からなら手間もかからずお手軽。収穫後また生えてきます
オクラ:収穫時は毎日チェック必要だけど元気に育ちます。長い支柱が必要
ジャガイモ:植え付け・芽かき・土寄せの勉強は必要だがあとは作りやすい。収穫が楽しい

大体こんなところでしょうか?
個人的に一番簡単だと思うのはシソかワケギかな。
ニンジン・ほうれん草・大玉トマト・タマネギの4種類をしっかり育てられるようになったら家庭菜園初級者卒業だと思ってます。
もちろんお勧め度が低い野菜でも挑戦しちゃダメってことはないです。
自分の欲しい野菜にチャレンジするのが家庭菜園ですからね。
最初だから簡単に作れる野菜にしたい時はお勧め度の高い野菜を、しっかり勉強するから大丈夫!と思えばお勧め度の低い野菜に挑戦してみてはいかがでしょうか。
ターゲットを決めたらいよいよ野菜作りへ!
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畑も用意した、道具も揃えた、それじゃ何か作ってみよう!
と思うのは当然のこと。
難しく考えるよりもまず挑戦して体験してみるのは大事なことだと思います。
次のコンテンツ「野菜が育つまで」ではとにかく何か作りたいって方のために野菜作りの流れを書いています。
しかしその前にやらなければならないのが野菜選び。
まず何を作るかを決めないと始まりませんからね。
このコーナーでは代表的な野菜の中から初心者でも挑戦しやすい野菜、難しい野菜を分けて初チャレンジのターゲットを決めてもらいたいと思います。
<難易度別デビュー野菜選び>
●お勧め度:☆
[ 収穫まで時間のかかる野菜 ]
[ アスパラガス、ニラ、軟白ネギ、タマネギ、さやえんどう ]
てっとり早く野菜作りの楽しみを味わおうって話なのに、収穫まで1年以上かかるような野菜は論外ですよね。
アスパラガスなんかは種を蒔いてから3年目でやっと収穫です。
タマネギやさやえんどうはもう少し短いけど、秋に植えて冬越しで春から夏にかけて収穫する野菜。
やはりいきなり初挑戦する野菜としては不向きですね。
ニラは種蒔きから1年かかるけど、株分けしてもらったニラを植えるなら収穫は早いです。

●お勧め度:☆☆
[ 害虫の被害が大きい野菜 ]
[ 大根、キャベツ、白菜、とうもろこし ]
害虫の被害が大きく、農薬なり農業資材なりで適切に防除しないとまともに収穫できない野菜。
害虫対策について勉強してからでないと難しいです。
特に狙われやすい野菜はアブラナ科で、大根・キャベツ・白菜・ブロッコリー・小松菜など。
ほっとくと葉脈だけのスケルトン野菜ができあがります。

●お勧め度:☆☆☆
[ 病気に弱い野菜 ]
[ トマト、メロン、キュウリ ]
育て方に気をつけないとすぐ病気になってしまう野菜。
やはり初挑戦向きではありません。
露地栽培のトマトは雨避けをしてやらないと病気になりやすいだけでなく実が割れてしまうことも。
メロン・キュウリなどの蔓物野菜も病気になりやすいです。
ちなみに普通のトマトではなくミニトマトはかなり病気に強いです。
同じトマトなのに何故なんでしょうね?

●お勧め度:☆☆☆☆
[ 栽培が難しい・手間のかかる野菜 ]
[ ほうれん草、里芋、イチゴ、レタス、ニンジン、山芋 ]
湿度管理が大変だったり土作りが大変だったり発芽や間引きに手間がかかったり。
イチゴはこまめに世話をしなければいけません。
レタスは結球に失敗してしまう玉レタスのことで、リーフレタスは栽培が簡単な部類。
栽培が簡単な野菜としてほうれん草がよく挙がるけど、これは間違いだと僕は思います。
最初順調に見えても途中から失敗しやすいのがほうれん草。

●お勧め度:☆☆☆☆☆
[ 広いスペースを占有する野菜 ]
[ カボチャ、スイカ、さつまいも ]
蔓が大きく広がりスペースが必要な野菜。
一般的とは言えませんがトウガンなんかは一株で2~3坪くらい占有するらしいです。
場所を取りすぎるだけで、土地に余裕があるならカボチャやさつまいもは育てやすい野菜。

●お勧め度:☆☆☆☆☆☆
[ 上の項目に含まれない比較的育てやすい野菜 ]
ミニトマト:丈夫で病気になりにくい。雨避けをするとなお良し
ピーマン:手間もあまりかからず育てやすい。ししとうも同類
シソ:養分と水分さえあれば勝手に育つ。2年目からは落ちた種が自然に発芽します
非結球レタス:チマサンチュやリーフレタス。栽培期間も短めで害虫にも強い
ワケギ、葉ネギ:苗からなら手間もかからずお手軽。収穫後また生えてきます
オクラ:収穫時は毎日チェック必要だけど元気に育ちます。長い支柱が必要
ジャガイモ:植え付け・芽かき・土寄せの勉強は必要だがあとは作りやすい。収穫が楽しい

大体こんなところでしょうか?
個人的に一番簡単だと思うのはシソかワケギかな。
ニンジン・ほうれん草・大玉トマト・タマネギの4種類をしっかり育てられるようになったら家庭菜園初級者卒業だと思ってます。
もちろんお勧め度が低い野菜でも挑戦しちゃダメってことはないです。
自分の欲しい野菜にチャレンジするのが家庭菜園ですからね。
最初だから簡単に作れる野菜にしたい時はお勧め度の高い野菜を、しっかり勉強するから大丈夫!と思えばお勧め度の低い野菜に挑戦してみてはいかがでしょうか。
ターゲットを決めたらいよいよ野菜作りへ!
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必要な道具類
■■■ 必要な道具類 ■■■
土と種さえあれば野菜ができる!
という訳にはいかず、家庭菜園には道具や資材がいろいろと必要になります。
ホームセンターの園芸コーナーに行くとその種類の多さに驚くほど。
これは必要!って物からあると便利な物、自己満足の趣味品まで様々。
でも初期投資はできるだけ抑えたいですよね。
このコーナーでは、最初の野菜チャレンジで最低限あった方がいい物だけリストアップしてみました。
園芸コーナーに行ったら探してみてください。
しばらくすると用も無いのに園芸コーナーを見て回るようになりますけどねw
●鍬(くわ)
畑の万能道具の一つ。
土を耕したり畝(うね)を作ったり慣れればいろんな事に使えます。
耕すために耕耘機を買う予定の人でも鍬は一本あった方がいいでしょう。
深く耕すためには先の割れた備中鍬が便利だけど、とりあえず一般的な平鍬があれば大丈夫。
刃の部分が長いのはプロの農家用で、初心者は小さめの刃が使いやすいです。
一坪菜園レベルならシャベルで代用可。
●スコップ、シャベル
呼び方の違いが何で違うのかはよく判りません。
必要なのは2種類で、1つは土を掘ったりする大きなスコップ。
先の尖った剣スコと先が平らな角スコ両方あると便利だけど、一本だけで済ますなら剣スコ。
畝立てで土を上げるのは鍬だと慣れるまで難しいので、最初は大きなスコップの方がやりやすいかもです。
もう1つは苗を植えたりする時に使う小さなスコップ。
移植ゴテと言った方がいいでしょうか。
取っ手との繋ぎ目が壊れやすいのでそこが丈夫な物を探しましょう。
●軍手
畑仕事で素手作業は物理的にも衛生的にもなにかと危険。
軍手をはめましょう。
ただの軍手よりも手のひら側全面をゴムでコーティングしてある物がいいです。
トゲなどから守ってくれるし濡れた物を触る機会も多いのでこちらをお勧め。
●黒マルチ
これは必須ではないけどあった方が後々助かる品。
畑でよく畝の上にかけてある黒いビニールのことです。
地温を上げて生長を早める、乾燥を防ぐ、雨による土や肥料分の流出を防ぐ、雑草が生えるのを防ぐなど助かる効果がいろいろ。
なんと言ってもこれを使うとぐっと畑っぽく見えるのがいいですねw
●支柱
大きく育つ野菜が風で倒れるのを防ぐために使います。
ここで言う支柱とは真っ直ぐ棒状の物。
トンネル支柱やアーチ支柱はまだ必要ありません。
店に行くと緑色でイボイボのついた園芸支柱が1本100円前後で売ってます。
育てる野菜によって大きさを選んでください。
近場に竹をもらえる所があるなら細くて真っ直ぐな竹で代用も可。
背の高くならない野菜では必要ありません。
●麻紐
支柱に結びつける時に使ったり、畝を作る時の目印にしたりいろいろ。
農作業では紐の出番が多いです。
ホームセンターはもちろん100円ショップでも安く手に入ります。
タフロープでも代用は可能ですが、日光や風雨にさらされてすぐにぼろぼろになります。
もちろん麻紐でも劣化しますが、タフロープは劣化すると化学物質の繊維を畑にばらまくことになるのでNG。
畑で無くしてしまってもいずれは土に還る麻紐が望ましいです。
●ジョーロ
ジョーロ、ジョウロ、漢字だと如雨露だからジョウロが正しいんですかね?
水やりの定番。
水源が遠いと何度も往復するはめになるので容量の大きな物の方がいいです。
畑の中までホースを引っ張っているなら不要。
野菜に水をやる場合、特に背の高くなる物は葉全体にかけてしまうより根元だけにかけた方がいい場合があります。
そんな時はハス口を下に向けて使いましょう。
最初は使いませんが寒冷紗(かんれいしゃ)や不織布の上から水やりする場合もハス口を上手く利用した方が便利です。
●堆肥(たいひ)
土作りの基本となる有機物肥料。
肥料になるとともに土を野菜作りに適した肥えた土に変えてくれます。
化学肥料だけだと土がどんどん痩せて野菜作りに向かない土になってしまうので忘れずに入れましょう。
ホームセンターに行けば袋入りで売ってます。
種類がたくさんあるけど最初は牛糞堆肥を選んでおけば大丈夫。
知識が増えたら土質に合わせて他の種類も検討してみるといいですね。
買う時の注意点は「完熟堆肥」を選ぶこと。
完熟とか完全発酵とか書いてあると思います。
未熟堆肥は知識が無いと扱いが難しいので注意。
●苦土石灰(くどせっかい)
「野菜が育つまで」のコーナーで詳しく書きますが、畑の酸性度を整えるための中和剤です。
粉状と粒状の2種類があって、家庭菜園で使うなら粒状がお勧め。
粒になってて撒きやすくした物です。
粉状の方が値段は安いけど風で舞うため使い時を選ぶし、吸い込むと体に悪いので粒状を選びましょう。
消石灰(しょうせっかい)とは別物なので苦土石灰を選んでください。
どちらも中和剤ですが苦土石灰は畑に必要な微量元素も補ってくれるのでこちらを使います。
●化成肥料
化成肥料は無機質肥料の一種で、窒素・リン酸・カリの3要素を集めた物です。
ここで細かい説明しても始まらないので詳細は「野菜作りの基礎知識」のコーナーで語ります。
要するに野菜に必要な栄養分だけ固めて撒きやすくした粒状の肥料。
野菜を植える前に堆肥と合わせて栄養分を土に持たせる他、育てている途中での養分補給に使います。
袋に書いてある8-8-8とか14-14-14とかは3要素の含有比率。
難しいことは考えず最初は8-8-8の普通化成と書いてある物にしておけば間違いないです。
●その他家庭にある小物
ハサミ、カッター、ピンセット、メジャー。
紐を切ったりマルチに穴を開けたり。
ピンセットを害虫の捕殺に使います。
割り箸でもいいけど小さな虫が掴みづらいのでピンセットを一つ畑専用にした方がいいですね。
メジャーは畝幅を測ったり株間の距離を測ったり。
可能なら畑の最大幅を測れる長さのメジャーが欲しいところ。
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土と種さえあれば野菜ができる!
という訳にはいかず、家庭菜園には道具や資材がいろいろと必要になります。
ホームセンターの園芸コーナーに行くとその種類の多さに驚くほど。
これは必要!って物からあると便利な物、自己満足の趣味品まで様々。
でも初期投資はできるだけ抑えたいですよね。
このコーナーでは、最初の野菜チャレンジで最低限あった方がいい物だけリストアップしてみました。
園芸コーナーに行ったら探してみてください。
しばらくすると用も無いのに園芸コーナーを見て回るようになりますけどねw
●鍬(くわ)
畑の万能道具の一つ。
土を耕したり畝(うね)を作ったり慣れればいろんな事に使えます。
耕すために耕耘機を買う予定の人でも鍬は一本あった方がいいでしょう。
深く耕すためには先の割れた備中鍬が便利だけど、とりあえず一般的な平鍬があれば大丈夫。
刃の部分が長いのはプロの農家用で、初心者は小さめの刃が使いやすいです。
一坪菜園レベルならシャベルで代用可。
●スコップ、シャベル
呼び方の違いが何で違うのかはよく判りません。
必要なのは2種類で、1つは土を掘ったりする大きなスコップ。
先の尖った剣スコと先が平らな角スコ両方あると便利だけど、一本だけで済ますなら剣スコ。
畝立てで土を上げるのは鍬だと慣れるまで難しいので、最初は大きなスコップの方がやりやすいかもです。
もう1つは苗を植えたりする時に使う小さなスコップ。
移植ゴテと言った方がいいでしょうか。
取っ手との繋ぎ目が壊れやすいのでそこが丈夫な物を探しましょう。
●軍手
畑仕事で素手作業は物理的にも衛生的にもなにかと危険。
軍手をはめましょう。
ただの軍手よりも手のひら側全面をゴムでコーティングしてある物がいいです。
トゲなどから守ってくれるし濡れた物を触る機会も多いのでこちらをお勧め。
●黒マルチ
これは必須ではないけどあった方が後々助かる品。
畑でよく畝の上にかけてある黒いビニールのことです。
地温を上げて生長を早める、乾燥を防ぐ、雨による土や肥料分の流出を防ぐ、雑草が生えるのを防ぐなど助かる効果がいろいろ。
なんと言ってもこれを使うとぐっと畑っぽく見えるのがいいですねw
●支柱
大きく育つ野菜が風で倒れるのを防ぐために使います。
ここで言う支柱とは真っ直ぐ棒状の物。
トンネル支柱やアーチ支柱はまだ必要ありません。
店に行くと緑色でイボイボのついた園芸支柱が1本100円前後で売ってます。
育てる野菜によって大きさを選んでください。
近場に竹をもらえる所があるなら細くて真っ直ぐな竹で代用も可。
背の高くならない野菜では必要ありません。
●麻紐
支柱に結びつける時に使ったり、畝を作る時の目印にしたりいろいろ。
農作業では紐の出番が多いです。
ホームセンターはもちろん100円ショップでも安く手に入ります。
タフロープでも代用は可能ですが、日光や風雨にさらされてすぐにぼろぼろになります。
もちろん麻紐でも劣化しますが、タフロープは劣化すると化学物質の繊維を畑にばらまくことになるのでNG。
畑で無くしてしまってもいずれは土に還る麻紐が望ましいです。
●ジョーロ
ジョーロ、ジョウロ、漢字だと如雨露だからジョウロが正しいんですかね?
水やりの定番。
水源が遠いと何度も往復するはめになるので容量の大きな物の方がいいです。
畑の中までホースを引っ張っているなら不要。
野菜に水をやる場合、特に背の高くなる物は葉全体にかけてしまうより根元だけにかけた方がいい場合があります。
そんな時はハス口を下に向けて使いましょう。
最初は使いませんが寒冷紗(かんれいしゃ)や不織布の上から水やりする場合もハス口を上手く利用した方が便利です。
●堆肥(たいひ)
土作りの基本となる有機物肥料。
肥料になるとともに土を野菜作りに適した肥えた土に変えてくれます。
化学肥料だけだと土がどんどん痩せて野菜作りに向かない土になってしまうので忘れずに入れましょう。
ホームセンターに行けば袋入りで売ってます。
種類がたくさんあるけど最初は牛糞堆肥を選んでおけば大丈夫。
知識が増えたら土質に合わせて他の種類も検討してみるといいですね。
買う時の注意点は「完熟堆肥」を選ぶこと。
完熟とか完全発酵とか書いてあると思います。
未熟堆肥は知識が無いと扱いが難しいので注意。
●苦土石灰(くどせっかい)
「野菜が育つまで」のコーナーで詳しく書きますが、畑の酸性度を整えるための中和剤です。
粉状と粒状の2種類があって、家庭菜園で使うなら粒状がお勧め。
粒になってて撒きやすくした物です。
粉状の方が値段は安いけど風で舞うため使い時を選ぶし、吸い込むと体に悪いので粒状を選びましょう。
消石灰(しょうせっかい)とは別物なので苦土石灰を選んでください。
どちらも中和剤ですが苦土石灰は畑に必要な微量元素も補ってくれるのでこちらを使います。
●化成肥料
化成肥料は無機質肥料の一種で、窒素・リン酸・カリの3要素を集めた物です。
ここで細かい説明しても始まらないので詳細は「野菜作りの基礎知識」のコーナーで語ります。
要するに野菜に必要な栄養分だけ固めて撒きやすくした粒状の肥料。
野菜を植える前に堆肥と合わせて栄養分を土に持たせる他、育てている途中での養分補給に使います。
袋に書いてある8-8-8とか14-14-14とかは3要素の含有比率。
難しいことは考えず最初は8-8-8の普通化成と書いてある物にしておけば間違いないです。
●その他家庭にある小物
ハサミ、カッター、ピンセット、メジャー。
紐を切ったりマルチに穴を開けたり。
ピンセットを害虫の捕殺に使います。
割り箸でもいいけど小さな虫が掴みづらいのでピンセットを一つ畑専用にした方がいいですね。
メジャーは畝幅を測ったり株間の距離を測ったり。
可能なら畑の最大幅を測れる長さのメジャーが欲しいところ。
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畑の条件とは?
■■■ 畑の条件とは? ■■■
マイ畑は決まりましたか?
自分の畑が用意できればすぐにでも苗を植えてみたくなりますね。
でも少し待って!
実際に野菜を作り始める前にまずはインフラ整備。
これをやっておかないと後々大変になります。
畑の条件として必要な要素を調べて自分の畑を採点してみましょう。
初期条件は悪くとも努力と工夫次第で改善は可能。
苗を植える前にできる範囲で最善の状態に近付けてやります。
なお、ここからは路地栽培(土のある野外の畑での栽培)の畑基準で話を進めます。
ベランダ菜園やプランター菜園の人は自分の畑の条件に合わせて考えてみてください。
<事前に調べたい(ねっこが勝手に決めた)畑の10要素>
1.土質
野菜作りで無くてはならないのが土。
土の状態次第で野菜の出来映えが大きく左右されます。
土質は土の粒子の状態により
砂壌土(すなじょうど) > 壌土(じょうど) > 植壌土(しょくじょうど)
に分類され、粒子の大きい砂っぽいのが砂壌土、粒子が細かく粘土っぽいのが植壌土です。
野菜作りに最も適しているのは壌土で、握ると固まるけど押せば崩れる絶妙な土具合で野菜全般に応用可能。
最初からそんな土が手に入れば苦労しないんですけどね(ノ∀`)
野菜によっては砂壌土や植壌土を好む野菜もありますし、反対の性質の土や土壌改良資材を入れて改良することもできます。
まずは畑の今の土質を把握することから始めましょう。
2.水源
野菜を育てることをイメージすると思い浮かぶのが水やりですね。
夏場になると頻繁に水やりが必要になってきます。
だからこそ水源があるかどうかが畑の重要なポイント。
雨水だけが頼りだと育てるのが厳しい野菜も出てきます。
近くに農業用水や共同の水源が無いかをまず探しましょう。
無さそうなら自宅からホースで引っ張れませんか?
近くに川や池があるならポンプでくみ上げるって手もあります。
どうしても水源が無いならドラム缶などを置いておいて雨水を貯めておくしかありません。
水源は畑を採点する上で大きなポイント。

3.陽当たり
野菜が育つのに必要な日光。
その陽当たりも重要です。
朝・昼・夕方と畑に出て日照時間を調べてみましょう。
夏と冬では陽当たりも変わってくるので要注意。
可能なら周りの木などを切って陽当たりを改善させるといいですね。
逆に西日はマイナスになることもあるので木陰を作ってやると良いこともあります。
もしどうしても陽当たりが改善できなくても諦めるのはまだ早い。
日陰で育つ野菜、半日陰でも耐えられる野菜もあるのでターゲットを絞ってみましょう。
4.排水
畑は水はけの良さが重要です。
水はけが悪いと根腐れや病気の原因にも。
田んぼは水を貯めることを重視した作りなので、田んぼからの転換畑などは水はけに悩まされることになります。
地面を深く掘ってみて粘土層が続くようなら地下への水はけは期待できません。
排水路などを作って水の逃げる道を作ってやりましょう。

5.風
野菜が育ち始めてから気付くのが風の影響。
苗がぽっきりと折られたり、実が落とされたりしてせっかくの苦労が台無しになることも。
風が強い畑は野菜作りにはあまり向いていません。
風の通り道になっていないか調べておく必要があります。
また夏と冬では風向きが違うのでそのあたりも注意が必要。
風が強い場所では防風林を植えたり防風ネットを張ったりして風対策をしましょう。

6.温度
地域や標高による気温の差がどの野菜を栽培可能かどうかに影響を与えます。
栽培スケジュールの種蒔き時期や収穫時期なんかが書いてあるものは、大抵の場合関東以南の中間地を基準に書いてあります。
暑い地方寒い地方ではスケジュールもずれるし、育てられない野菜も出てくるので要注意。
ビニールをかけて保温したりの準備も考えてみましょう。
7.広さ
広い畑なら問題ないですが、市民農園や一坪菜園なんかでは限られたスペースを有効に使わなければいけません。
キャベツや白菜のような土地効率の悪い野菜は諦める必要も出てきます。
また忘れてならないのが通路。
間に入って作業する通路分のスペース次第で育てやすさが大きく変わってきます。
野菜を植えてなくて畑内を自由に歩けるうちに、畑の広さを正確に知っておくと後々便利です。
8.動物
自然が多い所ほど面倒が増えるのが害獣の類。
猿が出るようなところは畑の条件としてはかなり悪条件ですよね。
アライグマが出没したりはしませんか?
近くに池がある所ではヌートリアが畑を荒らしに来るかもしれません。
うちの畑ではカラスが飛び交ってるので鳥害も心配です。
畑の周りにやってくる動物を観察してみてください。
9.畑へのアクセス
畑までの所要時間。
これが意外と重要で、やはり近ければ近いほどいいです。
すぐに行ける距離ならこまめに様子を見に行く気になりますし、収穫も欲しい時にさっと行けて便利。
気軽に畑へ行けるとモチベーションも上がります。
あとは道具類を畑まで運び込む手間もありますし、あまり離れた場所では盗難などの心配も出てきます。
この辺は市民農園がちょっと不利ですね。

10.畑の周りの様子
これは実際に野菜を作ったことがないと盲点になりやすい所。
自分の畑のすぐ隣りに他の畑はありませんか?
自分の畑だけならいいのですが、隣り近所がある場合は野菜作りにも注意が必要。
例えばとうもろこしなんかは風媒花と言って、風で花粉を遠くまで飛ばして受粉する野菜。
近所で違う品種のとうもろこしを作っていると異種交配して変な育ち方をしたりします。
また住宅地がある場合は煙や臭いにも注意が必要です。
野菜を作り始める前に畑回りの立地も調べておきましょう。
以上事前に調べておきたい畑の10要素、自分の畑と比べてみていかがでしたでしょうか?
各項目10点ずつで採点したらどれくらいになるかな?
文句無し満点の畑はそうそうあるもんじゃありません。
うちの畑も粘土質、風の通り道、水はけ最悪、カラスたくさんと悪条件に悩まされてます。
でもあらかじめ問題点が判っていれば対策もできるはず。
敵を知り己を知ればってやつですね。
できる限りの改善をしてから野菜作りを始めましょう!
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自分の畑が用意できればすぐにでも苗を植えてみたくなりますね。
でも少し待って!
実際に野菜を作り始める前にまずはインフラ整備。
これをやっておかないと後々大変になります。
畑の条件として必要な要素を調べて自分の畑を採点してみましょう。
初期条件は悪くとも努力と工夫次第で改善は可能。
苗を植える前にできる範囲で最善の状態に近付けてやります。
なお、ここからは路地栽培(土のある野外の畑での栽培)の畑基準で話を進めます。
ベランダ菜園やプランター菜園の人は自分の畑の条件に合わせて考えてみてください。
<事前に調べたい(ねっこが勝手に決めた)畑の10要素>
1.土質
野菜作りで無くてはならないのが土。
土の状態次第で野菜の出来映えが大きく左右されます。
土質は土の粒子の状態により
砂壌土(すなじょうど) > 壌土(じょうど) > 植壌土(しょくじょうど)
に分類され、粒子の大きい砂っぽいのが砂壌土、粒子が細かく粘土っぽいのが植壌土です。
野菜作りに最も適しているのは壌土で、握ると固まるけど押せば崩れる絶妙な土具合で野菜全般に応用可能。
最初からそんな土が手に入れば苦労しないんですけどね(ノ∀`)
野菜によっては砂壌土や植壌土を好む野菜もありますし、反対の性質の土や土壌改良資材を入れて改良することもできます。
まずは畑の今の土質を把握することから始めましょう。
2.水源
野菜を育てることをイメージすると思い浮かぶのが水やりですね。
夏場になると頻繁に水やりが必要になってきます。
だからこそ水源があるかどうかが畑の重要なポイント。
雨水だけが頼りだと育てるのが厳しい野菜も出てきます。
近くに農業用水や共同の水源が無いかをまず探しましょう。
無さそうなら自宅からホースで引っ張れませんか?
近くに川や池があるならポンプでくみ上げるって手もあります。
どうしても水源が無いならドラム缶などを置いておいて雨水を貯めておくしかありません。
水源は畑を採点する上で大きなポイント。

3.陽当たり
野菜が育つのに必要な日光。
その陽当たりも重要です。
朝・昼・夕方と畑に出て日照時間を調べてみましょう。
夏と冬では陽当たりも変わってくるので要注意。
可能なら周りの木などを切って陽当たりを改善させるといいですね。
逆に西日はマイナスになることもあるので木陰を作ってやると良いこともあります。
もしどうしても陽当たりが改善できなくても諦めるのはまだ早い。
日陰で育つ野菜、半日陰でも耐えられる野菜もあるのでターゲットを絞ってみましょう。
4.排水
畑は水はけの良さが重要です。
水はけが悪いと根腐れや病気の原因にも。
田んぼは水を貯めることを重視した作りなので、田んぼからの転換畑などは水はけに悩まされることになります。
地面を深く掘ってみて粘土層が続くようなら地下への水はけは期待できません。
排水路などを作って水の逃げる道を作ってやりましょう。

5.風
野菜が育ち始めてから気付くのが風の影響。
苗がぽっきりと折られたり、実が落とされたりしてせっかくの苦労が台無しになることも。
風が強い畑は野菜作りにはあまり向いていません。
風の通り道になっていないか調べておく必要があります。
また夏と冬では風向きが違うのでそのあたりも注意が必要。
風が強い場所では防風林を植えたり防風ネットを張ったりして風対策をしましょう。

6.温度
地域や標高による気温の差がどの野菜を栽培可能かどうかに影響を与えます。
栽培スケジュールの種蒔き時期や収穫時期なんかが書いてあるものは、大抵の場合関東以南の中間地を基準に書いてあります。
暑い地方寒い地方ではスケジュールもずれるし、育てられない野菜も出てくるので要注意。
ビニールをかけて保温したりの準備も考えてみましょう。
7.広さ
広い畑なら問題ないですが、市民農園や一坪菜園なんかでは限られたスペースを有効に使わなければいけません。
キャベツや白菜のような土地効率の悪い野菜は諦める必要も出てきます。
また忘れてならないのが通路。
間に入って作業する通路分のスペース次第で育てやすさが大きく変わってきます。
野菜を植えてなくて畑内を自由に歩けるうちに、畑の広さを正確に知っておくと後々便利です。
8.動物
自然が多い所ほど面倒が増えるのが害獣の類。
猿が出るようなところは畑の条件としてはかなり悪条件ですよね。
アライグマが出没したりはしませんか?
近くに池がある所ではヌートリアが畑を荒らしに来るかもしれません。
うちの畑ではカラスが飛び交ってるので鳥害も心配です。
畑の周りにやってくる動物を観察してみてください。
9.畑へのアクセス
畑までの所要時間。
これが意外と重要で、やはり近ければ近いほどいいです。
すぐに行ける距離ならこまめに様子を見に行く気になりますし、収穫も欲しい時にさっと行けて便利。
気軽に畑へ行けるとモチベーションも上がります。
あとは道具類を畑まで運び込む手間もありますし、あまり離れた場所では盗難などの心配も出てきます。
この辺は市民農園がちょっと不利ですね。

10.畑の周りの様子
これは実際に野菜を作ったことがないと盲点になりやすい所。
自分の畑のすぐ隣りに他の畑はありませんか?
自分の畑だけならいいのですが、隣り近所がある場合は野菜作りにも注意が必要。
例えばとうもろこしなんかは風媒花と言って、風で花粉を遠くまで飛ばして受粉する野菜。
近所で違う品種のとうもろこしを作っていると異種交配して変な育ち方をしたりします。
また住宅地がある場合は煙や臭いにも注意が必要です。
野菜を作り始める前に畑回りの立地も調べておきましょう。
以上事前に調べておきたい畑の10要素、自分の畑と比べてみていかがでしたでしょうか?
各項目10点ずつで採点したらどれくらいになるかな?
文句無し満点の畑はそうそうあるもんじゃありません。
うちの畑も粘土質、風の通り道、水はけ最悪、カラスたくさんと悪条件に悩まされてます。
でもあらかじめ問題点が判っていれば対策もできるはず。
敵を知り己を知ればってやつですね。
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マイ畑を作ろう!
■■■ マイ畑を作ろう! ■■■
家庭菜園を始めたくなりましたか?
野菜が育ってく姿を想像してワクテカが止まりませんか?
ならば実践あるのみ!
早速家庭菜園を始めましょう。
家庭菜園を始める上で最初に必要になるのは野菜を植えるスペース。
まずはそのスペースを探すところからスタートです。
広い土地を使える人、庭で始めたい人、マンションなどで庭も無い人、始められる条件は人それぞれ。
もちろん広い方が良いわけですが、自分の手に余るような広さでは意味がありません。
最初は狭い範囲から、自分の条件に合ったスペースを探してみましょう。
<畑の形態>
●個人畑
元々畑として使われている土地があればそれに越したことはありません。
長年畑をやっている土地では土の状態も良く、すぐに野菜作りを始められます。
畑が無くても近くに空き地は無いでしょうか?
耕作放棄地などの荒れ地は地主さんとしても綺麗にしてくれた方が嬉しいので、相談してみると貸してくれることもあります。
土のある土地が借りられるなら、そこから開墾するのも畑作りの第一歩。
うちの畑もプロ農家さんから畑にするのは無理だときっぱり言われた荒れ地を頑張って畑に作り替えました。
まずは畑として使えるまとまった土地を探してみましょう。
●共同菜園
一人では無理でも近所の方達と共同で土地を借りるって手も。
複数人集まって土地を探す場合もあれば、一人が土地を借りたはいいが広すぎるので周りの人に話を持ちかける場合も。
近所で家庭菜園をしている人、始めたがってる人を探してみましょう。
家庭菜園を始めたいと相談してみると有用な情報をもらえることが多いですよ。
実はうちも大元はこの形態。
一反の元田んぼを一人では広すぎるので半分使わないかとお隣さんから話が来たことが始まりです。
共同菜園なら一人で作り辛い野菜・食べきれない野菜を一緒に作って分けたりも出来るのがいいですね。
●市民農園
少しお金がかかりますが市民農園という手もあります。
市町村やJA(農協)などが年契約で畑を貸し出すタイプです。
広い畑の区画を小さく区切って一人一人に貸し出しています。
地元の市民農園を調べてみたら年間5000円で10坪を貸し出していました。
畑として整備されているし、場所によっては道具なども貸してくれるのがメリット。
年契約で希望者が多い場合は抽選になってしまうのがデメリット。
最近は個人や企業が商売として畑を貸し出すレンタルファームもあります。

●一坪菜園
庭があるならそこを畑にしてしまいましょう。
狭い庭でも一坪あればそこがマイ畑。
庭の一坪菜園は常に目が届く範囲で育てられ、欲しい時にすぐ採れるので初心者には一番のお勧めです。
うちは広い畑があるにも関わらず、玄関の隣りにも一坪菜園を作っていたり。
シソやワケギなど、食事時にちょっと薬味が欲しいなんて時にすぐに採ってこられるので重宝してます。
スペースはあるけど土が無い・・・って場合も諦める必要は無し。
板やブロックで囲って土を入れればそこで育てることもできます。
●ベランダ菜園
アパートやマンションで庭がない!借りられる土地も無い!
って場合も諦める必要はありません。
ベランダを畑にしてしまいましょう。
発布スチロールの箱や木箱に土をいれたり、プランターを使ったり、容器に土を入れて並べればベランダでも野菜作りは可能。
袋入りの土を買ってきて袋のままジャガイモやトマトを育てるなんてこともできます。
●プランター菜園
ベランダも無理!って人は室内で陽が当たる場所を探しましょう。
育てられる野菜は限られてしまいますが、プランターや植木鉢を出窓に置いてインテリア感覚で育てることも。
洒落た容器で育てれば観賞用にもなります。

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家庭菜園を始めたくなりましたか?
野菜が育ってく姿を想像してワクテカが止まりませんか?
ならば実践あるのみ!
早速家庭菜園を始めましょう。
家庭菜園を始める上で最初に必要になるのは野菜を植えるスペース。
まずはそのスペースを探すところからスタートです。
広い土地を使える人、庭で始めたい人、マンションなどで庭も無い人、始められる条件は人それぞれ。
もちろん広い方が良いわけですが、自分の手に余るような広さでは意味がありません。
最初は狭い範囲から、自分の条件に合ったスペースを探してみましょう。
<畑の形態>
●個人畑
元々畑として使われている土地があればそれに越したことはありません。
長年畑をやっている土地では土の状態も良く、すぐに野菜作りを始められます。
畑が無くても近くに空き地は無いでしょうか?
耕作放棄地などの荒れ地は地主さんとしても綺麗にしてくれた方が嬉しいので、相談してみると貸してくれることもあります。
土のある土地が借りられるなら、そこから開墾するのも畑作りの第一歩。
うちの畑もプロ農家さんから畑にするのは無理だときっぱり言われた荒れ地を頑張って畑に作り替えました。
まずは畑として使えるまとまった土地を探してみましょう。
●共同菜園
一人では無理でも近所の方達と共同で土地を借りるって手も。
複数人集まって土地を探す場合もあれば、一人が土地を借りたはいいが広すぎるので周りの人に話を持ちかける場合も。
近所で家庭菜園をしている人、始めたがってる人を探してみましょう。
家庭菜園を始めたいと相談してみると有用な情報をもらえることが多いですよ。
実はうちも大元はこの形態。
一反の元田んぼを一人では広すぎるので半分使わないかとお隣さんから話が来たことが始まりです。
共同菜園なら一人で作り辛い野菜・食べきれない野菜を一緒に作って分けたりも出来るのがいいですね。
●市民農園
少しお金がかかりますが市民農園という手もあります。
市町村やJA(農協)などが年契約で畑を貸し出すタイプです。
広い畑の区画を小さく区切って一人一人に貸し出しています。
地元の市民農園を調べてみたら年間5000円で10坪を貸し出していました。
畑として整備されているし、場所によっては道具なども貸してくれるのがメリット。
年契約で希望者が多い場合は抽選になってしまうのがデメリット。
最近は個人や企業が商売として畑を貸し出すレンタルファームもあります。

●一坪菜園
庭があるならそこを畑にしてしまいましょう。
狭い庭でも一坪あればそこがマイ畑。
庭の一坪菜園は常に目が届く範囲で育てられ、欲しい時にすぐ採れるので初心者には一番のお勧めです。
うちは広い畑があるにも関わらず、玄関の隣りにも一坪菜園を作っていたり。
シソやワケギなど、食事時にちょっと薬味が欲しいなんて時にすぐに採ってこられるので重宝してます。
スペースはあるけど土が無い・・・って場合も諦める必要は無し。
板やブロックで囲って土を入れればそこで育てることもできます。
●ベランダ菜園
アパートやマンションで庭がない!借りられる土地も無い!
って場合も諦める必要はありません。
ベランダを畑にしてしまいましょう。
発布スチロールの箱や木箱に土をいれたり、プランターを使ったり、容器に土を入れて並べればベランダでも野菜作りは可能。
袋入りの土を買ってきて袋のままジャガイモやトマトを育てるなんてこともできます。
●プランター菜園
ベランダも無理!って人は室内で陽が当たる場所を探しましょう。
育てられる野菜は限られてしまいますが、プランターや植木鉢を出窓に置いてインテリア感覚で育てることも。
洒落た容器で育てれば観賞用にもなります。

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